スーツには膝下までの長い靴下を履くべきだそうです。
今年の秋冬用の靴下を揃えました。
夏場はコットン素材のものを履くことが多いのですが、秋冬はほぼウール素材(またはナイロン混紡)です。
色は紺、黒を中心に濃色系で、柄は基本的に無地です。(上の写真では一足だけドット柄ですが)
コットン素材だと吸湿性も肌触りもよく、履き心地はいいのですが、色落ち、とくにつま先や踵が色落ちし、脱いだときにあまりカッコいいものではありません。
その点、ウール素材だと色落ちはほとんどありません。
当然、どれもホーズ(膝下までの長い靴下)です。
ソックスというのは本来は「くるぶし上ぐらいまでの短い靴下」を言うそうで、長いものはホーズと言います。
日本では高温多湿なこともあって、長い靴下が敬遠され、ビジネスでもカジュアルでも短いソックスが主流ですが、ヨーロッパでは「人前ですね毛を見せることは重大なマナー違反」とされているため、特にビジネスの場ではホーズが主流となるようです。
日本でもようやく無地の上質なホーズが手に入りやすくなりましたが、それでも電車の中で座っている人たちを見ると、ほぼ短いソックスを履いていますね。
スーツ好き、靴好きの方々の間では「ホーズの色は靴に合わせるべきか、パンツに合わせるべきか」と考えるようですが、迷ったら、紺無地を買えば間違いないです。
紺無地なら、スーツが黒でも紺でもグレーでも茶でも、靴が黒でも茶でも、「靴下だけが浮いている」と言う状態には絶対になりません。
男の足首にセクシーさは無用ですから、ナイロン混紡の肌が透けるようなものは避けましょう。
あと、ブランドロゴの刺繍入りもご法度。
足首に【バー●リー】や【ダン●ル】のマークなんて、酒井法子のタトゥーじゃあるまいし。
2,000円も出せば、日常使用には十分な品質のホーズが手に入ります。
ウール素材で足の臭いが気になる方は、脱いだら小さなバケツか洗面器に水を張ってホーズを浸し、酢を少し。
翌朝そのまま洗濯機に入れて回せばOKです。
あと、脱いだ靴の方には10円玉を左右1枚づつ放り込んでおきましょう(もちろん靴のメンテには木製シューキーパーを入れるのが一番ですが)。
なんだか、お婆ちゃんの知恵袋みたいになっちゃいましたね。