今日は、終日あるお客様の税務調査でした。
毎月、巡回監査をさせていただいている
お客様については、税理士法第33条の2の書面添付制度
を利用して、できるだけ税務調査省略を目指していますが、
このお客様は、基本的には年一度決算時の
税務申告のお手伝いをさせていただいている
お客様ですので、税務署の依頼で自然と税務調査と
なりました。
税務調査は、私にとってとても勉強の場となっています。
一つは、税務調査官の依頼事項や質問の意図を推察する
訓練の場としてとても勉強になります。
『あの資料を見せてください。そしてこの数字の算定基礎
資料をあわせて見せてください』
とおっしゃると、在庫の計上漏れチェックだなあとか、
源泉所得税の経済的利益の課税漏れのチェックだなあとか、
いろんな調査官の調査方法を観察するととても勉強になります。
もう一つは、その調査官の今までの得意分野をお聞きして、
その課税判断のいわゆるグレーゾーンでの実体験を教えて
もらいます。これも毎回、事例の積み重ねでとても参考になります。
今日は、資産税の調査経験の豊富な調査官でしたので、
相続税・贈与税の調査での実体験を聞かせていただき、
とても興味深い見解をお聞きすることができました。
ほぼ、毎日税務調査しておられるベテラン調査官から比べると
会計事務所職員の調査経験回数は絶対に少ないですよね。
そりゃ、学ぶことは多いはずです
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140605/14/mdsj-staff/67/44/g/o0015001512963654652.gif?caw=800)
その情報を、申告是認に是非活かしたいと
改めて感じた1日でした。
コンサルティングに強い 大阪 税理士 小笠原/河原事務所 才木でした。