キットはA-6型とA-8型のコンパチという不思議な仕様。

 

 

写真はA-6として組んだものだが、ピトー管の位置を始め、基本形がA-8であるため、A-6にするにはパネルラインを含め、色々と修正が必要になる。

 

 

大きなところでは、コクピット前の機銃のパーツでA-6とA-8を再現する仕様なのだが、前述した通りA-6とA-8では違いが多いのだ。

各部をA-6で再現してあれば、このパーツでA-6とA-7のコンパチキットが成立したのだが、キットではなんちゃってA-6にしかならない。

 

 

風防だが、上のA-8用となっているものは、ガーラントハウベと呼ばれる視界確保を優先した改良型で、A-8の後期型から採用された。

A-8前期では下のA-6用となっている風防を使っているので、どちらもA-8で使うものではある。

 

 

胴体中央のラックだが、キットはA-8の位置。

コクピット後部にブースト用のタンクが増設されたたため、前後のバランスを整えるためにA-8では20cm前にずらされている。

そのためA-6の位置にするには、1/72だと約3mm後ろにずらす必要がある。

 

 

赤丸で囲ったパーツはTrop用のフィルター。

水色で囲ったパーツだが、一番下の絵ではB2となっているが、B3が正解。