最初の問題点はパッケージにある。

赤丸で囲った部分にF-4G(E/F)とあり、G型だけでなくコンパチでE型とF型に組めるキットだと解釈できる。

 

 

しかし取説では「F-4G/F」となっており、中の説明でもG型とF型を選んで組み立てるよう指示がある。

つまりF-4Eは取説では無視されているというか、触れられていないのだ。

 

 

箱裏の塗装指定もF型とG型のみだ。

 

 

これはタミヤのウォーバード版だが、この商品名は「F-4G」だ。

取説ではG型の他にE型とF型を選ぶように指示がある。

 

 

左がイタレリ版で、右がタミヤのウォーバード版のデカールだ。

一番上にトルコ空軍のマークが追加され、E型はこれを使うようになっている。

 

しかし、このキットにセットされているパーツで作れるのはF-4GとF-4E後期型だけだ。

 

 

F型にするには、スロットなしの水平尾翼が必要なので、上記記事で説明したようにRF-4C/Eのキット(№133)の水平尾翼と交換すれば、無改造でF-4Fを作ることが出来る。

 

低価格商品でランナーの枠の都合で武装が少ない。

G型用はAGM-48とAGM-78が各1本とALQ119ECMポッドだ。

E/F型用はAIM-9が4本。

F型では不要だが、E型にAIM-7スパローを装備させる場合は後発のF-4Sやハセガワのウェポンセットなど他のキットからの流用が必要。

G型の場合も付属品だけでは武装がさみしいので、他キット方流用した方が遊びの幅は広がると思う。