2022/10/10

 

 

写真は1/72F-16Aプラスの部品図だが、不要部品は緑で囲ったC19のみなのだが、現行のキットを組むと他にも何個も余るので、それを説明する。

ちなみにC19はサンダーバーズ用のスモーク噴射ノズルなので、戦闘機型では使用しない。

 

 

Cランナー 

緑がC19だ。

 

 

Dランナー

赤で囲った、C23、D21、D22、D23、D25は複座のF-16で使うパーツなので単座のF-16Aプラスでは使わない。

 

黄色で囲ったD9、D15、D16は用途不明。パイロンの部品はウェポンセットのどれかのために使う可能性がある。

 

青で囲ったD24はピトー管。キットの取説では取り付け指示がないがF-16Aプラスには存在するので、パーツがあるキットの場合は忘れずに取り付けること。

 

 

別キットだとこのように取り付けの指示がある。

ちなみにF-16Bプラスには取り付け指示があるので、Aプラスの初期ではなかったが、Bプラス発売時に追加されたものと思われる。

 

どうしてこのようになってしまったかと言うと、F-16AプラスはYF-16をベースとしたキットに変わる新規キットとして開発された最初のキットだ。その後、複座型のBプラスやN型やCJ型などのバリエーションが増えるにつれて、金型が改修されてパーツが増えていったのに、取説がアップデートされていない結果だと思われる。

本キットはB1番で取説の版は2006年2月になっているが部品図は発売当時のままだということだ。現行品なので30年以上放置なのはどうかと思う。

 

 

F-16CJの部品図だと皆不要部品になっている。

ただ、C23はこの部品図にも載ってないが(もちろんキットには付属している)。

 

分かる人ならどうということはないことかもしれないが、知らない人や初心者は、部品の付け忘れがあったのかと混乱すると思う。

こういうことの積み重ねがプラモ離れの一因になっていると思うので、メーカーは手抜きをせずにきちんと対処するべきではないだろうか。

 

 

2022/11/6 追記

 

それと個体差の可能性もあるが、垂直尾翼の取り付けダボが、本体の穴よりも幅が0.2mmくらい広いので、ダボを削って幅を狭くするか、本体の穴を広げるかしないと収まらない。

 

 

マーキングは3種類から選べるが、取説やデカールに癖があるので注意が必要。

この時期のハセガワのダメな部分なのだが、デカールに番号が振ってあるものと振ってないものが混在するという中途半端さがある。

また、2番と3番の指定も半端。指定がない部分はイラストを頼りに1番の指定を参考にするしかなのだが、1番でしか貼らないデカールがあるので、それをよけないといけない。

そして、取説の指定と実際のマークのサイズが違うので位置出しの注意も必要。