ハセガワのプラモをビッグワンガムのおまけキットに見立てて、色も塗らずにシール(デカール)を貼るだけで終わりにする企画、1/72F-16Aプラスファイティングファルコン完成だ。
本来のF-16Aがエジプシャンワンの3色グレー迷彩なので、無塗装だと結構味けないが、そういう趣旨ではないので、これは仕方がない。
嫌いなデカール貼りや、仮組みではできない細かいパーツの収まりなどを確認することや、自分のポンコツぶりを確認することが目的なので、気分転換にもなって、これはこれで有意義。
塗装がしたくなったりと、モチベーションの変化があれば塗装すればいいし、どうせキットは山ほどあるのだから、好きにやればいいのだ。
ただ、思ったのはビッグワンガムのおまけは凄いなと。
子供が作ってもちゃんと完成するし、何もよりも味はともかくとして、100円、200円でガムが付いているのだ。正しくはプラモがガムのおまけではあるが。
このF-16はハセガワのキットがフジミ並にポンコツなのも確認させてくれた。
どういうことかというと、本来プラモデルというものは、付属する取説だけで完成まで漕ぎ着けないといけないものだ。
だかこのキットは取り付け位置の指定が間違いだったり、曖昧で分かりずらかったりして、途中何度か資料や雑誌作例を確認して正解を探さないといけなかったのだ。
もっとちゃんとしてくれないとおじさんの休日プラモとはいかない。
誰もが皆、資料を持っている訳ではないのだ。
その辺りをメーカーは再考しないと、プラモ人口は増えんわな。
エントリーモデルとしても初心者にはハードルが高すぎる。
定価税抜き900円、実売価格で700円程度で、完成すればそれなりの満足度はあるが、初めてプラモ作る人だと完成まで行かない気がする。
モデラーにとっては当たり前でどうにかできることでも、普通の人にはプラモ離れの原因にしかならないのだ。
ちなみに次のF-18はもっと組立に難儀するキットだ。