キットによっては、時折改訂というかアップデートがある。
アカデミーの1/72F-15Eもその口だ。
ベースキットであるF-15CがMSIPⅡに改修されたことで、F-15Eも中途半端に量産型に近づいた感じか。
本体改修に伴い、ミサイルのランナーが一新され、サイドワインダーは最新型になり、スパローはAMRAAMに交換された。
表紙から。
左が1991年の古い方で、右が2013年の新しい方だ。
大きな違いとして、大雑把だった塗装指示が細かくなり、様々な国の代表的な塗料で塗装指示が入ったことだ。
最近のアカデミーのキットは皆この状態となり、実にありがたい。
エアフィックスの指定はハンブロールで、イタレリの指定はテスターのモデルマスターだ。
このアカデミーの取説があれば、Mr.カラーの対応が一目瞭然だ。
ただひどい部分は手抜きなところだ。Mr.カラーメインで他はおまけだとも言うのか、色指定で全部揃っているのはMr.カラーのみで、他のメーカーはない色は空欄となっており、混色の指定すらないのだ。
コーションマークの指定表も大きく改善された部分だ。
昔は大雑把で、イマイチわかりにくかったが、新しい方は細かいパネルラインが入ったことで、位置出しがやりやすくなった。
ただ肝心の組立は相変わらず雑なままで、取り付け位置がわかりにくいし、爆弾やミサイルなどの複数作るパーツの個数も指定がない。
新しい方は退化した部分もあり、AMRAAMは取り付け位置の指定すらない。
自力で頑張れということらしい。