複座型のD型バルキリーのカラーリングだ。

カラー設定があって、キット化されているのは、第1話で一条輝が使った「VT-102」だ。

これはマクロス進宙式典用の特別カラーで、通常はA型と同じカラーリングらしい。




まずはこれ。

電撃データjコレクションに載ってるカラー画稿だ。

これを「Aタイプ」とする。

違いがあるのは、赤丸で囲った尾翼と青丸で囲った背面だ。

パーフェクトファイルに載ってるのもこのAタイプだ。




アリイ1/100キットのカラー画稿。

尾翼は全面オレンジで、背面は一部のみオレンジだ。

これを「Bタイプ」とする。




イマイ1/72キットだ。

これも「Bタイプ」だ。

ただガウォークのボックスアートは画稿とは違うパターンだったりする(後述する)。

キットの塗装指示は、上記のほか、アリイの1/100可変機まで全て画稿通りの指示となっている。


で、ここからが統一性のない話となる。

バンダイが刊行したエンターティメントバイブルシリーズのマクロス大図鑑に載ってるカラー画稿はファイターがAタイプで、ガウォークとバトロイドがBタイプという統一感のなさ。




イマイ1/72可変機のボックスアートだ。

バトロイド、ガウォークは非変形の単品キットの使い回しだ。

で、このタイプは尾翼がAタイプで、背面がBタイプという混ざった状態だ。

これを「Cタイプ」とする。

このキットの問題は、ボックスアートよりも塗装指示と完成写真なのだ。




塗装支持の写真だ。

尾翼はボックスアートと違い、全面オレンジのBタイプ。

そして背面はとんでもないことに塗り分けなしで全面オレンジという有様。




そして完成写真。

尾翼は全面オレンジだが、背面は今度は全面肌色という謎の写真だったりする。




こちらはバンダイが再販してる同1/72可変機だが。

配色パターンはCタイプとなっている。

だがこの完成写真も手首の色が白という謎仕様。


それとイマイ・バンダイともにミサイルの両端が赤い。

ハセガワ、ウェーブ、バンダイの最新可変機など全部白だ。アニメも白だったと思うから、赤いミサイルも謎仕様だと言えるだろう。


アニメも定まっておらず、ファイターはCタイプで、ガウォークとバトロイドは主にBタイプで時折Aタイプ(あるいはCタイプ)が混ざるといった状態だ。

アニメの場合は彩色時の塗ミスと言えるが、画稿がいくつも存在するのが問題だろう。


最後にハセガワのキットはCタイプなのでアニメに準じた配色と言えるだろう。


バルキリーは正解のない間違い探しだな。



まあ、実際にプラモ作るのにここまで気にする人はいないのだろうが。