イマイのキットはアリイに比べてできがいいと思う。
バンダイが金型改修してるので、全てがイマイの功績ではないが、形もシャープでプロポーションも申し分ない。
1/100バトロイド
プロポーションや形の捉え方はあれだが、造形がシャープだ。
対してアリイの1/100バトロイド。
体型もズングリムックリで、造形も全体的にだるくて眠たい。
こう比べるとイマイの方が断然レベルが上に思えるが、実はアリイとどうこいどっこいだと思えるような弱点があった。
それはスジボリやモールドだ。
1/72スーパーバルキリーの背中のブースターだが、左右を貼り合わせると赤丸で囲ったようにスジボリがずれるのだ。
埋めて彫り直せばいいのだが、場合によっては厄介となる。
このパーツのようにぐるりと外周を1周しているようなモールドは、側面と側面を繋げた場合に平行にならない可能性があるのだ。
その場合は全部埋めて全て彫り直しということになるので、最初からない方がいいというレベルの話になってしまうのだ。
1/100スーパーバトロイドの脛だ。
このようにモールドが激しくずれている。
これは内側同士を合わせているので本来の使い方ではないが、このズレから分かる通り、このモールドは右と左で高さが違っているということだ。
改めて全体写真を見てもらえば、高さの違いが分かると思う。
このレベルだと直しようがないので、埋めるしかないと思う。
こちらはバンダイ製の1/100のパーツだが、ズレたままなので、改善はなされていない。
アリイの15周年記念版のスーパーパーツはイマイのコピーだと何度も紹介しているが、完全なコピーではなく、若干の違いがある。
だが、モールドの精度はいいので、これだとズレない。
なので、自分で作る場合、モールドを活かしたい時はアリイのパーツを流用するだろう。
ただし、パーツの固定方法や軸位置や径が違うので、改造は必須となる。
ただアリイのキットでもズレてるところはズレてるので、笑うしかない。
旧キットが敬遠される訳だ。