この前組んだ、フォッカー機を変形させてみた。


一条機から若干の改良がされているのだが、短期間でのわずかな改良なので、過度の期待は禁物だ。

現実問題、20点のキットが30点になった程度の内容だ。




ファイターモード。

組み方が悪いのか、色々やっても胴体の可変部分に隙間ができてしまう。

完成見本だと隙間はない。




スーパーバルキリー。

背部ブースターの座りが悪いので、脱落しやすい。




ガウォークに変形させた。

キットの仕様上、構造上の欠陥が健在だ。細かいパーツや小さなパーツを無理やりはめ込みで全部処理しているので、強度や接続の力が弱いのだ。変形させてるとやはりボロボロとパーツは脱落する。

今回の改良でガンポッドが持たせやすくなったとあるのだが、人差し指と中指の間に隙間が出来た程度で、組みにくくバラけやすい欠陥品丸出しの構造はそのままな上に、親指が干渉する。持たせるのに苦労した。指がバラけるのでこの写真撮るのに20分くらい指と格闘していた。




改良の集約がこのバトロイド時の安定だ。

脚の付け根にガイドが設けられたので、脚が抜けにくくなった。

また脚のリレーパーツがダボで固定されるようになったのと、追加で機首を背中と繋ぐパーツが入ったので背中が落ちにくくなった。ただ追加パーツはカチッとはまる訳ではないので、すぐにずれるが。




スーパーバルキリーにすると、欠陥品の足首が自重を支えきれない。

ハの字に開く足首なのだが、可動部が緩いので、開きすぎて倒れてしまうのだ。なので、立たせるのに若干の苦労がある。ただスーパーバルキリーは宇宙用ということで、スタンドを使うなら問題はない。




金属パーツによる変形する尾翼も調整されて、固くなっている。

そのため、より重いストライクパーツを付けても、後に反り返ることがなくなった。ただ、動かした感じでは最初だけで、何回か変形させていると、すぐに緩くなりそうな感じなので、油断はできないと思う。




背中が落ちないおかげで、スタンドで吊るしても安定している。

ただ、このバルキリーの欠陥である、スーパーパーツを尾翼の可動部に接続する構造の問題で、背部ブースターが設定よりも後ろに下がって付いてしまうので、バトロイド時には低い位置に付いてしまうのだ。

その分正面から見える部分が短くなるので、実にカッコ悪い。



http://ameblo.jp/mdsf-x1/entry-11563821849.html


http://ameblo.jp/mdsf-x1/entry-11564663154.html


リンク先の一条機と比べてもらえば、多少はマシになったのが分かると思う。

それでも前述したが、30点程度になっただけなので、残りの70点分はユーザーがどうにかしないといけない部分なのだ。

バルキリーが好きな人以外にはかなりきつい内容なのは間違いないので、興味本位で買うことはお薦めできないキットだ。