今紹介しているプラモやガレージキットは「すぐ作る分」や「遊び・検証・実験・練習」などのために保存用コレクションとは別にストックしている物だ。そのため、ハメコミキットは大概組んであるし、接着式のキットでも仮組したりしてる物があったりする。


別テーマである「思い出の模型たち」ではそれとは別に、おそらく作ることはないであろうコレクションの中から個人的に思い出がある物や思い入れが深いものなどを紹介していきたいと思う。


その他に知り合いなどからリクエストがあった物も紹介する。

1回目は、手近にあった箱からの紹介なので、特に個々のキットには思い入れがあるわけではないので、ご了承願いたい。


まずはレイズナーシリーズの1/100スカルガンナー。リクエスト物だ。


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今やキャラクタープラモでは滅多に見ることができなくなった、塗装を前提とした単色整形のキット。

300円でプラモが買えた古き良き時代の産物だ。


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説明書のカラー部分。昔のバンダイキットは塗装指示を兼ねた部品図が普通だった。88年までこの形態の説明書だった。


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同シリーズのレイズナーとグライムカイザル。実はこれがバンダイのスナップフィットの最初のモデルだったりする。新番組のレイズナーだけでは弱いと判断したバンダイがゼータガンダムシリーズで投入した1/220キットがガンプラのスナップフィットの始まりだ。

このレイズナーシリーズは設定にあるバックパックの交換や関節単位での他の機体とのパーツ互換を盛り込んだのだが、子供には受けずファミコン世代の子供たちを引き込むことはできなかった。

だが、このスナップフィットと色プラがあったからこそ、BB戦士が大ヒットしたことを考えれば、スナップフィットの導入は正解だったと言えるだろう。


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クラウンモデルの1/130ガリアンシリーズ。

アザルトガリアンは追加パーツが入った都合で400円になり、他よりも少し大きめの箱だ。ほかは300円でバンダイの300円箱と同じサイズだ。

プロマキスのグレー以外、全くパッケージの機体色と無関係な成型色がいい。キャラクタープラモがスケールモデルと同様に塗装や接着が必要だった時代だ。


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こちらはタカラの1/100シリーズ。ガンプラに倣ってスタンダードサイズでのポリキャップ導入がされたシリーズだ。90年代末に再販された復刻版だ。ガリアンはノーマルだがスカーツは透明限定版だ。

この時にボトムズの1/35キット10種、1/24キット4種、ガリアン8種が再販されたのだが、再販分は全て透明限定版が発売された。


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エルガイムシリーズの1/100オージェ。内部フレームの再現や金属パーツを使用した伸縮可動シリンダーなど、今のMGの原型とも言えるのがエルガイムの1/100フルアクションシリーズだった。


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レイズナーの300円箱、ガリアンの600円(当時の価格で再販分は1000円)箱との比較。オージェは2200円だった。2000円を越えるプラモが子供たちにとって高級品だったことが理解できると思う。


そう考えると、今のプラモは高すぎだ。