ガレージキット箱の5個目。


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ボークスのGGI(グレート・ガレージ・インジェクション)のエヴァンゲリオン初号機。

同社初のインジェクションキットだが、キャストキットの原型から直接金型を起こしたのか、全パーツがキャストキットの様に「ムク」というとんでもキット。零号機を仮組したことがあるのだが、型ズレやバリなどのパーツ精度が悪く、ポリキャップを差し込む穴がちゃんと空いていないなど、材質がポリウレタンからポリスチレンに変わっただけで、組み立てる感覚はキャストキットのそれと同じというとんでもキット。

店舗イベントでガレージキットメーカーがインジェクションキットを開発するのは、「大工が歌手に転職するくらい大変」と意味不明な言葉で笑いを取っていたが、これを見ると苦労が理解できる。

2個目のナイトオブゴールがあそこまで「プラモデル」といった体裁になったことが驚異に感じるファーストインジェクションキットだと言えるだろう。


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海洋堂のソフビ版1/100レッドミラージュ。

見ての通り、無駄にでかいパッケージである。その上箱がヤワイのですぐに潰れる。この半分の大きさで十分だろう。その反省があったのか、次に出たフレイムユニット付きは部品が増えたにも拘らず、小さい箱になったので今度はパーツが入りきらないような状態だ。


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極端すぎるぞ、海洋堂。本当なら箱サイズは逆なのが適正ではないか?


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Bクラブのソフビ版1/35イングラム。

左が1号機と2号機のコンパチキットで、右側が3号機だ。同サイズの海洋堂の固定ポーズキットと違って、下半身固定で上半身は可動式。武器の持ち替えが可能だったり、コクピットまで再現され、ハッチも開閉可能という無駄なギミックが多いキット。歪みやすいソフビで可動はすり合わせや調整が大変なのだ。

ただ海洋堂のキットが単体で1940円、コンパチで2500円なのに対し、1個5600円と高価なので内容が豪華なのは当然と言えるだろう。だが、MGイングラムが発売された今となっては、価値がないキットと言えるだろう。


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こちらはウェーブの1/72VF-17ナイトメア(ステルスバルキリー)だ。同社のソフビキットの特徴である、インジェクションパーツを関節に使ったフル可動キット。

一般機のD型と隊長機のS型とのコンパチキット。

元は12800円のキットだが、これは3500円の廉価版だ。


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最後はキャストキットだ。

左から海洋堂の1/8虹野沙希2nd、ウェーブの1/32プロトガーランド、エポック社の1/6成瀬川なるだ。

虹野は別キットをヤフオクで買った時にセットにされていた作りかけの物。海洋堂のときメモの2ndシリーズは私服なので、「エプロン」のタイトルが示すとおり、フライパンを持った料理中のポーズだ。

プロトガーランドは結構昔のキットなのだが、中途半端に脚だけ可動という変なキット。20数年経過してこれのインジェクション版が発売されるとは思っていなかった。無数のピンポールや型ズレなどキャストキット特有の面倒臭さがあるので、これを組もうという人はもういないであろう。

なるはとにかく時代に逆航した抜きの酷いキットだ。イベント限定のアマチュアディーラーのキットみたいなパーツ精度で最初は海賊版かと疑ったくらいだ。メーカー品でこれはないと思う。けちって中国で生産したのが問題だと思うが、最初で勝手が分からなかっただけなのだろう。この後のキットは皆ちゃんとしてたので。