ということで、お願いです。
最近、というわけではないのですが、沢山の頂き物を頂戴します。
本当に有り難いですし、嬉しいのですが……、一つお願いが。
特に入院されていた患者さんなのですが、「院長先生に」とか「スタッフの皆さんに」と私のところにお持ち頂くのはありがたいのですが、看護だけに直接お持ち頂くのはやめて頂ければと思います。「看護には別に渡してありますので、こちらは下の方で」とか、「こちらは先生と山元さんで、看護には別に用意してありますから」とか、ご厚意は分かるのですが……、有り難いのですが。看護と他のスタッフを区別しないで欲しいのです。スタッフの皆さんにとお持ち頂いたものはスタッフルームでみんなで分けていますし、沢山の場合は地下の待合室にもおいたりしています。
折角のご厚意で、また看護にはお世話になっているからというお気持ちはわかりますし、入院していると接触している時間も長いですし。
確かにウチの看護はよく頑張ってくれています。ナースもアシスタントも。というより、そんな人しか残っていないはずです。しかし、東京血液疾患診療所は看護だけで成り立っているわけではありません。事務も検査も薬剤も含めてみんなで患者さんのために頑張っています。看護は確かに接する機会も多く、時間も長いので、ついついお世話になっている気持ちになりやすいことも判りますが、くれぐれも宜しくお願いいたします。どの仕事が一番重要ということはありません。そして直接患者さんに関係がないわけではありません。
病院の(まあどこでもそうですが)大敵はセクショナリズムです。それを嫌って東京血液疾患診療所を立ち上げたのです。全員で患者さんのことを支えようと常にみんなには話しています。お願いですから、それを理解して頂ければと思います。
もう一つお願いなのですが、よくしてくれたからというお気持ちをあらわしてくださるのであれば、スタッフに直接お金を渡さないで、「よい子の報告箱」にメモを入れて下さい。私からミーティングの時に発表しますし、報奨金も出していますので。
今までも現金を頂いた場合、スタッフは自主的に私のところに持ってきてくれていますし、それは私から報奨金の形で従業員に渡しています。ということで、勿論所得税その他も支払うわけですが。
感謝の気持ちをあらわして下さるのであれば、是非、「良い子の報告箱」へ、謝礼は研究所やサポートグループへの寄付としてお願いします。
くれぐれも宜しくお願いいたします。