HPの更新もそのうちしますが、6月17日にLiving with MDS Forumを開催します。第21回になります!!
今回のテーマも同じです。
「ビダーザによる治療、
誰がやっても、何処でやっても、同じだと思っていませんか?」
何度やっても語り尽くせないのですよ。
ほんとうに十人十色といいますが、MDSの治療は100人100色、
一人一人がこんなにも違います!!!!!
緒方先生の今までの研究の成果、多くの治療経験を元に、考えて考えて考え抜いて、一人一人の治療に当たって下さいます。勿論、他の血液疾患への造詣も経験も深いですが、骨髄異形成症候群に関する知識、経験は他を圧倒しています。
本に書かれている知識ではありませんし、教えられた知識でもありません。ご自分で一人一人の患者さんに接して治療し、その中から得られたものを研究し続けていらっしゃったものから獲得された知識です。
それが、本で読んだり、習ったりしただけのドクターと同じであるはずはありません。研究においても、治療においても、他を圧倒していると言っても過言ではないでしょう。
前にも書きましたが、昨年7月にウィーン医科大学で開催されたMDSの研究者の会議がありました。招待されたのは世界中から28人で、MDSの研究者・治療者として意見を聞くべきと考えられる学者・医者のみです。勿論、日本人で招待されたのは緒方先生お一人だけです。他には、緒方先生が尊敬しているベネット先生、IPSS-Rで有名なグリーンバーグ先生、フローサイトメトリーの第1号機から制作に関わっていたローケン先生など大御所の方々とご一緒に招待されたのですよ!それはすごいことなのですよ!!
研究者として、特に診断に関する専門家として有名であるだけでなく、この中でも、注目されているのは治療者としての側面です。
クリスティン先生などは「日本でMDSと診断されたら、みんなキヨユキのところに来るのでしょう?」とおっしゃっていましたが……、みんな来たら、それはそれで大変なことになりますがねえ。
それでも日本全国からかなりの人数の患者さんがいらっしゃっているのは事実です。
難しい病気です。ホントに100人が100人、治療が異なります。どれほど手を尽くしても、病気に負けてしまう場合もあります、悔しいけれど……。治ったようにみえるような状態にまでなる方はいらっしゃいますが……、今のところ治すことはできません。それでも、日々私たちは戦っています。目指すのは引き分けですが。
MDSの治療、何処でやっても、誰がやっても同じではありません。
MDSについての知識や経験や取り組みで治療成績が違うのは当たり前だと思いませんか????
150人以上のMDSの患者さんを一人で診ているのは、世界広しといえども、緒方先生だけですよ~!!