頂いたご相談です!

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第17回フォーラムに参加させていただきました。その節は誠にありがとうございました。

 

ご相談は実母のMDS治療に関することです。2014年頃から再生不良性貧血の疑いがあるということで主に投薬と輸血を受けていましたが、血液検査・骨髄検査の結果が芳しくなく、今年2月22日から1週間入院して初めてのビダーザ治療を受けました。

 

その結果、血液検査の芽球数%が4→0.5に改善し、主治医の話では2ヶ月程度の感覚でビダーザ治療を継続する方針ということでした。

 

ビダーザの効果が出なくなった場合について伺うと、一般的な抗がん剤(IDA)ではなく、MEt-Aを検討すると説明がございました。 MEt-Aとはどのような治療なのか、実績やリスクなどできるだけ詳しく知りたいと思っております。

先日のフォーラムで緒方先生が説明されていた、ビダーザと組み合わせて効果が確認できているものとはまた別物かと思いますが、ぜひご意見をいただけませんでしょうか。 何卒よろしくお願い申し上げます。

 

P/S 第19回のフォーラムに参加したいと思っていますので、できましたらその際に直接お話を伺う機会をいただければ幸いです。

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突然、再生不良性貧血からビダーザに飛んだのは、多分、芽球が出てきてドクターが慌てての判断だったのでしょうね。ただ、末梢血で4%程度でしたら、もう少し様子を見て、それで安定しているか、他の血球の数値はどうか、骨髄の状態はどうかを検討してもよかったのでは????と思いますが……。どうだったのでしょうか??

 

ビダーザが効かなくなった場合に、急性骨髄性白血病の抗がん剤を使用するのは、普通の病院ではよく行われています。私が多くの患者さんのお話を聞いていると、どうも傾向があって、第1はそのドクターが慣れている療法、第2にはやってみたい療法が選ばれているような気がしますが……、いずれにせよ、ある患者さんの言葉を借りると、「ビダーザが効かなくなった人たちがCAG療法などで苦しみながら死んでいったから、これはやばいと思って逃げて来た!マラソンの選手だったっていう体の大きなほんとに元気な人だったのに、苦しい苦しいって言いながら死んじゃった。」ということです。

 

もともとが骨髄異形成症候群は急性骨髄性白血病と区別がつかないくらい芽球が増えても、急性骨髄性白血病の治療が効かないということが問題だったのですからね~。それであれやこれや探して発掘されたのがビダーザだった訳で、急性骨髄性白血病の治療がなかなか効かないということは前提のはずだったのでは????と思うのは私がシロートだからでしょうかね??

 

緒方先生によると、CAGよりも強い抗がん剤を使用するとのことでしたが、詳細はフォーラムの際に直接答えて頂きますので。

 

緒方先生もビダーザにいろいろな抗がん剤を組み合わせて多くの成果を上げていらっしゃいますが、なるべく体に負担がかからないように治療されます。まあ、それはそれで十人十色、百人百色、難しくて面倒ですが……。

 

ただ、まあ、今のところ、そんな状態ではないようですので、悩むのは後にしましょうね!!!

では、4月14日のフォーラムでお会いしましょう。