骨髄異形成症候群(MDS)の予後や治療方針を考える上で大切な「IPSS-R分類(改訂国際予後スコアリングシステム)」という指標があります。

これは以下の5つの項目を点数化して、全体のリスクを評価する仕組みです。

 

 

評価項目 該当スコア分類
骨髄中の芽球割合 ● >10%(3点)
染色体異常(核型) 非常に良好(0点)/● 良好(1点)/不良(2点)/非常に不良(3点)
ヘモグロビン値 ● ≥10 g/dL(0点)
血小板数 ● 50,000~<100,000/μL(0.5点)
好中球数(ANC) ● <800/μL(0.5点)

 

私の場合、骨髄中の芽球割合が16.8%と高く、この項目が最も高得点の「3点」となりました。
また、染色体異常(核型)は「良好」に分類され1点。
その他の項目では、ヘモグロビン値が10.4 g/dL、血小板数が57,000/μL、好中球数が637/μLであり、これらもそれぞれ点数化されます。

これら5つの項目の合計点は「5点」となり、IPSS-R分類では「高リスク(High risk)」に該当します。

そのため、主治医からは「同種造血幹細胞移植(ドナーからの移植)」を治療方針として提案されています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
同じような状況の方や、ご家族の参考になれば幸いです。