いつか書こうと思っていたことを、今書きます。


私達家族は6月末に札幌から神奈川県藤沢市に引っ越してきました。

その札幌を発つ前夜のことです。

私達家族は外食に出かけました。


小上がり席で夕飯を食べたのですが、
やはり下の子2人に手がかかって大変!

私は次男ナオキに授乳しながらご飯を食べ
(少し大変ですが出来ます。案外やってる人いると思う)
長男ハルキはじっとしてられないので
主人が一生懸命世話しつつ必死で夕飯を食べていました(笑)


しばらくして店員さんがちょっと戸惑いながら私達の所に来て

『お客様、突然で申し訳ないのですが
あちらのお客様がお子さん3人いらしてとても大変そうだから
ぜひこのお金で何か食べさせてやってほしいとおっしゃって。

私共は何度もお断りしたのですが、
どうしてもと頼まれたものですから。お知り合いでらっしゃいますか?
こちらがお預かりした物なんですが、どういたしましょう?』と。

その店員さんが1000円札を差し出しました。

ビックリしました。


そうか~私達が大変そうにしているのを見て
何かしたいと考えて下さったのだな。

嬉しい!と思いました。


『わかりました。そのお金は私達の方からお礼を伝えてお返しします。
ありがとうございます。』
と伝えました。

店員さんはホッとした様子で戻られました。


主人に下の子達(末っ子寝てた)をまかせ
長女のヒナを連れて、その方の元へ行きました。

それまで、仕切りの陰(かげ)に隠れていらしたのですが(笑)
私達が来たのがわかると恥ずかしそうに体を起こされました。

40~50代くらいの1人の男性の方でした。


『私達の為にお金を下さるとのこと、これはいただけませんが
そのお気持ちがとても嬉しかったです。有り難うございます!』
とお礼を伝えました。

その方はちょっと目が潤んだように見えました。


『突然こんなことしてごめんね。
店員さんにも何回も呼び出して迷惑をかけてしまったけれど、
でもお子さん3人いて大変そうにしてらっしゃるあなた方を見て、
どうしても何かしたかったんです。
本当に迷惑かけてゴメンなさい』とお金を受け取って下さいました。

何度もお礼をいい、そしてヒナにもお礼を言ってもらい、
とても暖かい気持ちでその場を後にしました。


何かしたい!と思ってくださり、行動してくださったその気持ちが嬉しくて嬉しくて。

外食の帰り、これは札幌の地からのプレゼントなのかもしれないね~と主人と話していました。


札幌最後の夜は、とっても素敵な忘れられない夜になりました。



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