先日
ショッピングモールを歩いていたら
聴いたことのあるメロディーが流れてきました。
あれ?
聴いたことあるな、…
でも
歌がなくて音だけ
オマケにアレンジされていて何の歌だか分からない🤔?
多分好きだった歌なのに!
何だっけこれ?
何だっけこれ~!?
結局思い出すのに30分位
かかっちゃいました(笑)
それは、Mr.Childrenの
「タイムマシーンに乗って」という曲でした。
これ
1997年にリリースされたアルバム
「BOLERO」に収録されていた曲、というのは知ってる方も多いと思うのですが
これと同時期にリリースされたVHS(ビデオテープ) の「ALIVE」にも収録されていたんです。
このビデオ知ってる人いるかな~?
僕は当時
このビデオが好きでねー
いわゆるMV(ミュージックビデオ)集なんですが、もう擦りきれる程(テープなんで実際擦りきれた(笑))何度も何度も観ました。
多分今もダンボールの奥底にそのビデオテープ(ダビングした物)が残っている筈なんですが、いかんせんビデオデッキがない(^-^;
なもんで、すっかり忘れていたんです。
でも
今回思い出し
YouTubeで調べてみると高画質でアップされてるではないか!
という訳で
また見られるように
ここにまとめてみることにしました。
長いので
興味のないかたはスルーしちゃって下さいね
music clips ALIVE
パッケージはこんな感じでした。
メンバーの顔が荒んで見えますね
それもその筈。この時期はMr.Childrenが荒んでいた頃で、曲も社会を風刺するものや、人間の暗部を歌ったもの、人生に意味はないと嘆いたもの。そういうものが多かったと思います。
売れに売れてはいたものの
本人たちにはもう限界だったのか
1997年3月28日をもって活動を休止
その約1ヶ月後にリリースされたのが
このビデオクリップでした。
収録されているのは6曲。
うち2曲はシングルで
既にテレビ等で放送されていたMVでしたが、
残りの4曲はこのビデオでしか観られず貴重なものであり
活動休止したショック
今風にいうなら、ミスチルロスなファンの心を慰めてくれるものとしても貴重なものでした。
そんな
ビデオテープを借りてきてデッキに入れ、最初に流れてきたのが、冒頭言っていた「タイムマシーンに乗って」でした。
1「タイムマシーンに乗って」
このMVの中の桜井さんが格好良くてねー
ロン毛が似合っていて衝撃を受けました。
まったく似合ってなかったけど(笑)
トラブルが発生して慌てる桜井さん
監督は、丹修一さん。
後で出てくるBrandnew my lover、ボレロ、ALIVEの監督でもあり
hideのピンクスパイダーやロケットダイブ、YELLOW MONKEYの太陽は燃えている、レミオロメンの粉雪のMV等も手掛けられています。
2「Everything (It's you)」
2曲目の
これは言わずと知れたラブソング。
活動休止直前に出されたシングルでオリコン1位を獲得した名曲です。
こういうラブソングは社会を風刺した曲と違って、いつまでも色褪せないですね。
監督は中野裕之さん
収録3曲目の 花-Memento-Moriや、GLAYの誘惑、布袋寅泰さんのスリル、今井美樹さんのプライドなんかも手掛けられています。
どこか通じるものを感じるのは気のせいでしょうかねー
3「花 -Memento -Mori-」
そして
こちらも名曲の花。シングルが500円と異例の値段設定でした。
MVを見ると
冒頭、アコギの寂しい音がなる中
バイクで現れる桜井和寿さん。
今はスタジオではないですが、かつてレニー・クラヴィッツも使ったスタジオだそうです。
仲間たちと合流すると
意気揚々、ギターを持って屋上へ
負けないように
枯れないように
笑って咲く 花になろう♪
物語風のMVが感動的でしたね。
4「Brandnew my lover」
こちらは
妖艶な雰囲気の曲ですが
MVも怪しげな物でした。
世間に弄くられるMr.Childrenを表現したのでしょうか?
過激な曲に合ったクセの強いMVでした
好き嫌いは別れるかも。
そして
5「ボレロ」
暗闇で
壮大なストリングスが響く中
よく見ると
回りにはオーケストラが大勢。
真っ白な灰になったジョーを思わせました
6「ALIVE」
最後を締め括る曲は
「ALIVE」
暗い日常が永遠に続くかのような
打ち込みのループで始まり
馬鹿げた仕事を終え
環状線で家路を巡る車の中で
「全部降りたい 寝転んでたい」
本当にもう限界だったんだろう
疲れ果てていた
でも
最後はこう歌う
夢は無くとも 希望は無くとも
目の前の遥かな道を
~
きっと疲れ果てて
もう全部嫌になったけど、
希望は捨てていない。
絶望の中でも戦っていたのだろう。
また咲く花をみるために
そのための活動休止だったのだと
僕は思いました。
知らんけど(笑)
良い…
今聴いても僕の中では名曲たちです。
でも当時のように擦りきれるほど聴けるかというと、そうではないかもしれません。
多分世の中には普遍的で色褪せないものと、爆発的に花啓くが、やがて萎むものがある。
この時代のこの曲たちの多くは、少し寂しいけど後者だと思う。
でも
当時の僕を熱狂させてくれ、慰めてくれ、世界に意味があると思わせてくれたのは確か。
そんな
ミュージックビデオでした。
ではでは