楽堂のブログ

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木象嵌と野鳥彫刻の二足のわらじを履いている内山春雄の活動報告 Haruo Uchiyama

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塗装

木象嵌の木の美しさを引き出すためにニスを二度塗りします。

一度塗って、乾いたところで1000番のサンドペーパをかけ二度目のニスを塗ります。

粘着テープ

塗装が完全に乾いたところで、最後に緑の粘着テープを木象嵌の周りに張ります。

10ミリ幅の粘着テープがないため、カッターナイフを使い60ミリ幅のテープから切り出します。

これが単純なようで正確な10ミリ幅のテープがなかなかできない。

ウミスズメ5種の木象嵌の完成

大槻さんがきっかけを作ってくださり、箕輪さんが原図を書いてくれ、私が木象嵌を行うという今までにない仕事でした。外国からの多くの反応があり、マニアックな図柄ですがウミスズメは人気があるのに驚きです。


雑記2

ボヤ騒ぎの記事でご心配をかけました。

溶接の火花が屋根裏に落ちて、しばらくくすぶってから気が付いてバールで天井に穴をあけたため、一気に酸素が入り燃え上がったようです。幸いホースで水を屋根裏にかけて沈下しましたが、おいらの工房は[イブリガッコ]の臭い。大工さんは「コイツハキツイナー」と出て行ったと思いきや、しばらくして「消臭剤を屋根裏にかけてみみよう」大工さん穴の開いた天井に首を突っ込んで消臭剤をシューシュかけて、「またあとできます」と仕事に戻っていった。

肝心の溶接の方は「今日はココマデダーー」と仕事中断。

こちらも6時で仕事を終えて、懐中電灯で屋根裏を点検し完全に消えているのを確認したが、夜中になって気になり2回も起きて天井裏を覗きに行った。

しばらくの間、天井には穴の空いたままで、カモミールの消臭剤がお守りのように置いてあった。

現在、屋根は出来上がり[イブリガッコ]臭もなくなり、かすかにカモミールの香りの中で仕事をしています。



裏面にもヅクを貼る

ウミスズメの作品の裏に桜の木のヅクを貼る。一部クスノキのヅクも貼ってみた。

ここで最終的な作品の数がわかる。

完璧な作品の数がなんと90枚。

80枚を目標としていただけに、大成功だ。

悲しい一枚

私のスラスサーは機械というるほどのものではなく、居合と体重移動だけでスライスします。

気が散るとご覧のように完璧なズクにはなりません。

人間の気合いとは恐ろしいものがあります。

今回は、オシャカは一枚だけで済みました。

ウミスズメのアップ

月曜から作品に塗装をしたり最後の仕上げをします。

90枚の作品を見てみると、少しづつ杢目が違うので顔つきまで違って見えます。

私が気に入ったウミスズメ。

今回のウミスズメの選木図を急いで書きます。