大好きなビヨンセのcuff itのMVより。向こうも短期戦、あの手この手で仕掛けてきます。
詐欺師ってレベルの差はあれどもプロ。
なぜ、人が落ちる/陥るのかを冷静に分析してみました。
今後、ありとあらゆる詐欺のバリエーションは増えるでしょうが、本質的なところを考えて、再発防止に努めたいですね。
本題に入る前に、びっくりしたことをシェアします。わたしはテレビは処分しており、基本は国内外のラジオをメインに生活をしています📻
今朝のラジオCMで、詐欺に注意って流れてきたのですが、今まで聴いたことない類のCMだったので、ほんとうに流行っているのだと思いました改めて身が引き締まりましたね
下記、コーチのわたしの視点で、今回のコミュニケーションの特徴を考察しました。何かのご参考となりましたら幸いです。
【短期戦で錯覚を起こさせる】
昨日の記事にもしましたが、本当に1日中追い回すような、異様なLINEの量でした。週末なのでやり取りしていましたが笑、普通に日常生活に差し障ります。
数日間という短期戦の目的は、例えば他者に相談する暇や、冷静になって考える隙を与えないのだと考えました。もちろん、ボロが出にくいとかもありますよね。
甘〜い熱〜い言葉の数々で、脳内麻薬を出させて、一気に舞い上がらせ、判断力を鈍らせる。結果的にリスクの判断が甘くなる。
どんなに冷静な人でも、やり取りを続ければ、陥落してしまう可能性は充分ある。
冷静な自分もいつつ、軸足は夢見心地でしたからね…詐欺のクロージングに入られるまでは、悪い気はしませんでしたから。(ここから一気に戦闘モードでした笑)
相手の迷惑や距離感を考えずグイグイ来るって、何か達成したい目的があるとしか思えませんね。
【相手は質問とプロファイリングのプロ】
わたしは詐欺のグループに所属したことはありませんので笑、あくまでも推測ですが…
ある程度のキャラ設定はありつつ、相手によってハマるキャラで攻めているのではないかと感じました。
実は主要な質問は、全部彼の方からしていた!と、いう事実に後に気がつきました。
その主要な質問ですが、その人の価値観のコアとなるようなことや、資産状況を考察するためのものです。例えば、
・なぜ離婚したか、婚約破棄したかなど別離系→それに対してどう感じているかをきちんと質問してたこと偉いぞ🤣!
・仕事をどう位置付けているか、ワーカーホリックなのか
・理想のパートナー像とはどういったものか
・家族構成や生年月日
・趣味、好きなブランド
・住まいの環境
・副業の確認
・投資をしているか否か(金融リテラシーのレベルチェックかと思われる)
・子どもが欲しいからどうか、娘か息子か
これに関して対策を考えたのですが、オウム返しで「あなたはどうなの?」と、切り返して先に話させると良いと感じましたが、いかがでしょうか?笑
何度か同じ質問を角度を変えてしてみるとか、唐突に質問をぶつけるもアリかと思いました。
相手にたくさん話させる、相手に詳細を話させることも大切です
そしてもちろん、本当に信頼できると確信が持てるようになるまでは、情報提供はほどほどにが原則ですね。
【相手は褒めるプロ、共感・承認のプロ、自分の弱みや傷も見せてガッツリ心を掴みにくる】
わたしが大切にしていること、例えば感情に関して、「僕は真面目ですが、少し自信がない部分でもあります」と、弱みを見せられました。
自分でも認めるけど、ここが一番惹かれたポイントかもしれません。w
コアにしている部分の褒め方、話の深掘りと展開の仕方、それを2人の将来にどう反映させるかといった魅せ方が素晴らしかったですね〜
そして、美しいとか、いかに彼にとってわたしが相応しいとか、小さな王女(きっとお姫様と言いたかった?)、守りますとか、まぁ見返しても恥ずかしくなるぐらいの激甘ワードの数々!
短期間でたくさん言葉のシャワーを浴びせて、思考停止を起こさせます。
【国際ロマンス詐欺と気がついてからエンディングまで】
わたしたちのエンディングが気になります?笑
実は、投資の話が出るまで詐欺を全く疑っていなかったのですが、ここまで来たら、相手がどう出るのかを見てやろうと思いました。これは、コーチとして、コミュニケーションのプロとしての好奇心からです。(あくまで判断は個人の責任のもとで行ってください。この時点でブロックすることをオススメします。)
まず、何人か報告していたお友達に、国際金融ロマンス詐欺に引っかかっていると報告して、精神的なサポートや客観的なアドバイスをもらいました。
それと同時進行で、彼にも質問やリクエストをして、時間稼ぎです。「むずかしくて理解できないの♡w」「ローリスクローリターン?w」とか、わからないということや、不安だということを、質問の仕方を変えて、何度も送りつけました。送ったのではなく、ぶん投げです
その間に、ロマンス詐欺関連の調べ物もして、似たパターンを発見、クロだと確信。
「シンガポールから帰国したら直接教えてくれないの?darling🥺」と、送ったところ、会う前に最初の送金をする事が、2人の愛と信頼に基づいた行動である旨を説得されます🤷🏻
いよいよ、あるタイミングで冷静に「これって国際金融ロマンス詐欺ですよね?」と、メッセージをしたところ、僕は嘘つきではない、わたしがそう思うことがショックだと、こちらを揺さぶるようなコメントがあり、これにて終了です。
(本当はもっと攻防戦がありましたが笑、少しボカしています)
相手は、最後の最後までわたしの入金を諦めていませんでしたし、自分がクロだと決して認めませんでした!(メンタル強っ)
クロージングに入ってからの彼は、まるで別人。というより、こちらが本当だったかと、ショックや腹立たしい気持ち、色んな感情が入り混じり、混乱していました。
次回は最終回です。
わたしがどうやって自分をケアして回復したか、この件を通して学んだことをお伝えします♡
おかげさまで、もうすっかり元気です
そして、お騒がせしました
マダムカナコ