大人なカラーリング
下衿と袖口も配色レザーコート
移染しそうだけど…
ライダースツナギ
レザーシャツにムートンコート
チェックニット
スエードとカーフのリバーシブルコートは柔らかそうだわ
ムートンコートは今なら300万円位はするのかな?
チンフラップと胸ポケットにレザーの異素材コンビコート
不思議な編み地切替えニット
エルメスレザーブルゾン
全身レザーのスリーピースコーデ
ピカピカのエキゾチックレザースーツ
今シーズンのパリのハイライトと言えるのが、ヴェロニク・ニシャニアンによる最後エルメスのコレクションだ。ショー会場はニシャニアンがエルメスのメンズを最初に発表したのと同じ場所。エルメスらしい上質な素材を生かした、シンプルできれいなカッティングのアイテムが登場する。柔らかなシープスキンのコート、シアリングのブルゾン、レザーを張ったダブルフェイスのコート、メゾンの物作りの背景にあるレザーの技術を生かしたアイテムが充実する。
レザーのスーツはステッチでピンストライプ柄を描き、ネイビーのストライプスーツにもレザーのシャツを合わせてリリカルに見せる。シアリングのパンツも、もこもこのボリュームにはならずに軽やかな雰囲気。そこに手仕事の技がある。驚くのはレザーのコンビネゾンをはじめ、いくつかのアイテムが過去のアーカイブから抽出したものだということ。過去のアイテムを組み合わせても全く違和感のないことが、タイムレスなピースであることを示している。
ニシャニアンのエルメスが、メンズモードの最先端を走ってきたかと問われれば、必ずしもそうではない。彼女がエルメスを手掛けてきた37年の間には、ラフ・シモンズもエディ・スリマンもルカ・オッセンドライバーも登場し、若いデザイナーたちがメンズモードを塗り替えてきた。
ニシャニアンは常にモードの最先端とつかず離れずの距離を保ちながら、エルメスというブランドの価値観を生かした確固としたポジションを作ってきた。過剰にトレンディーではないけれど、上質な素材でクリアなスタイルを描き続けてきた。それがニシャニアンのエルメス。最新のコレクションももちろんそんなブランディングではあるが、シャープなシルエットのパンツやテーラーリングを見ると、今シーズンが一番勢いづいているとさえ思える。フィナーレに登場したニシャニアンを、会場全体の温かい拍手が包み込んだ。












