袖が真っ赤なピンヒール👠👠
トレンチコートの肩紐がハンガー⁉️
麦わら帽子ドレス
スカートがレースの傘☂️
シャツドレスが金属ハンガー
ランジェリードレスって事ね
袖がスプーンとフォーク🍴🥄
ワイングラスカラー🍷🥂
危険な尖り服⚠️
丸ければ大丈夫🙆♂️
金属ハンガーもちょっと危険だよ⚠️
ジュンヤワタナベは、かつてのオートクチュールのショーを思わせるウィットの利いた演出で見せた。モデルたちはそれぞれが自分のルック番号を持ってしずしずと歩くクチュールモデルのよう。しかし手に持った紙はルック番号でもなければ、着ている服もコンサバティブなクチュール服でもない。ファーストルックは肩周りに赤いハイヒールのパーツを重ね付けしたドレス。続いてハンガーに掛かったままのトレンチコートが複雑にボディーにまとわりつく。肩周りに構築的な靴やハンガーがオブジェのように重なり合う。
たくさんの日傘をボディーに取り込んだドレスのモデルが手に持つのは「パラソル」の紙。たくさんのランジェリーをパッチワークしたドレスのモデルは「ランジェリー」を表示した紙を持って歩く。スプーンを胸元に飾ったドレスやワイングラスを重ねたドレス、そんなコンセプチュアルなアイテムはかつての「マルタン・マルジェラ」のオートクチュールとも重なるのだが、パターンメイキングでジュンヤワタナベのオリジナルを感じる。それはどこか幾何学的な雰囲気もあるジュンヤならではの造形美。黒一色のストッキングでできたドレスはグラフィカルなフォルムを描く。美しさを愛でながら、手に持った「タイツ、ストッキング」の表示に笑みを浮かべる。










