めちゃくちゃ顔小さいけど、肩幅広いせい⁇
大きな肩にストンと真下に落ちる袖、顔が隠れるほどのスタンドカラー
流行りのシアリングもキッチリ取り入れて
接結ダブルフェイスリバーも取り入れてるのね
スゴいラッパのニットパンツ
ニットで作られたもっこり肩
リックのシンボルショルダー
これはプリーツなのかめちゃ重ねられた素材なのか分からないパーカーに
ウロコみたいなスカートは前後に深いスリット入り
ZIP UP
クロコダイルレザーショート
レザーかと思ったらスパンコールだ
これはなんだろ?
フリースのような微起毛風だけど
ライダースのストール付きみたいな
フリンジマフラーライダース
靴底▼のくしゃくしゃサイハイブーツ?
もしゃもしゃの毛の生えた逆三角形ニット
やる気のなさそうなレザーのMA-1
シールのような革ブルゾンにアソコの開いたレザーパンツから尖ったパンツ
数シーズンにわたり何百人ものモデルを使って、一大叙事詩のようなスケールのショーを見せてきたリック・オウエンスだが、1月のメンズに続いて今回もそういう見せ方はせず、いわゆる普通のショーに戻った。とはいえ、服は普通とは程遠い。今シーズンもリック・オウエンスらしい造形美を強調した。
特徴は、まずブルゾンやコートの襟が高いこと。そして縦長のシルエット。コートの上にロングジレをレイヤードしたようなスタイルも多い。ショルダーラインは大きく張り出したものとそうでないものの両方があり、ボトムのキーアイテムはパンツをザクザクとカットしたかのような変形のスリットスカートだ。それは、他のどこにもないリック・オウエンスの造形。しかもコンセプチュアルな造形のフォルムが、見事にバランスを保っている。一目見て、どこのブランドか分かるデザイン様式を作ることは容易ではない。しかも、その様式を続けると陳腐になりかねない。リック・オウエンスは、その様式を毎シーズン、進化させ続けている。