衿はジャケット、袖はシャツ、素材はシャツ生地風
それを同素材の短パンにタックイン
今はアイテムとアイテムの中間が面白いけど
そこにスタイリングでも不思議バランスで
新鮮さを出すのがPRADA
コレはシャツと短パンだけどインすると不思議バランスに
のれん風シャツもイン
怖そうな柄シャツもに2枚重ね風短パンにイン
コレが最初のバランスのセットアップね
めちゃポケットたくさん付いたワーク風シャツもイン
マルチポケットベスト⁉️
これ、シャツやTシャツ合わせに使ってるけど
まさかPRADAも仕掛けて来るとは驚いた❗️
赤ベストは還暦用なりますけど…
毛の生えたポロに2枚重ね風デニム
クルートレンチ風コート!
オシャレやわぁ
こんなイエローグリーンならカッコいいな
パープルはちょっと無理かも…
ファーポケットベストね
シャツコートの上にポケットベスト
分かるわぁ
そうそう、こんな感じでコートがさらにオシャレアイテムにね
やっぱりコレはレベル高いな
ボタンと袖口がシャツなのよ
ごっついレザーにもへらへら短パン
この前、短パン履いたまま秋冬サンプルチェックしたけど
それがこんな感じでコレクション並みのスタイリングになるのよ
で、いつ着るの?ってなるけどねww
デニムシャツもインして下さい
このシャツジャケットは短パンでも長パンでも
インしたバランスはやっぱり不思議だわ
デニムシャツもね
やっぱりコレはデニムにしても不思議バランス
それがPRADA
プラダのショー会場は、ギザギザのスチールの足場を組んだような床になっている。暗闇とスチールの硬質な空間にモデルたちが登場すると、天井からヌメヌメとしたスライムが垂れてくる。透明なスライムが観客とモデルの間のカーテンのようになって、そのカーテン越しにショーを見るような格好。そしてスライムは床に落ちて、エメラルドグリーンのあめのように固まっていく。
春夏のキーとなるのはショートパンツ。たくさんのトップをタックインして短めのショートパンツと組み合わせる。テーラードジャケットのようなトップはシャツのような袖になっていて、ショルダーラインの張りとタックインしたウエストシェイプが構築的なラインを描く。ワークアイテムの要素もポイントの一つで、マルチポケットのシャツのほか、マルチポケットのベストをコートの上からレイヤードして着る。フリンジとともに立体的なマルチポケットがシャツの装飾となり、写実的な花柄に変化を作る。
春夏は何人かのデザイナーがメンズウェアのコードを見直し、新しい男性らしさを探っている。プラダのそれは、「テーラーリングと日常のバランス、ワークウェアとドレスの間」といったところであろうか。かしこまったテーラードはシャツのように軽やかになり、素足をさらすショートパンツとともに体を包む。やぼったいワークディテールは花の刺繍とともに装飾となる。スライムの流動的な演出も含めて、デザインの意図をしなやかに変えながら新しい男性らしさを生み出そうとしている。
「プラダ」は「フルイドフォーム」をテーマに、人の体を中心にした流動的な構築性のコレクションを見せた。シャツを起点にしながら、その構造とディテールをもとにメンズウェア全体を変容させた。シンプルでありながら、アイテムが流動するようなデザインで、従来の硬直的なテーラーリングの表現に疑問を投げかけた。厳格な男性らしさの象徴ともいえるスーツやジャケットが、軽やかに違うアイテムへ変化する。そこにも現代の男性らしさへの問題提起がある。