LARTIGUE 1910のバスク織り織機ドルニエ @ サン・ジャン・ド・リュズ | 服好き・ゴルフ好きMDのファッション忘備録

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サン・ジャン・ド・リュズには、たくさんのバスクリネンの生地屋さんがあります。

今日はその中の1つ  LARTIGUE 1910  へ


1910年

サンジャンドリュズから東へ約100km、ピレネー山脈の麓のオロロン=ステ=マリーで、カリクステとアナスタシー・ラルティーグは、エスパドリーユとベレー帽用の生地を生産するこの街で最初のワークショップの1つを設立しました。 
それ以来、4世代が創造性と情熱を持って織りの技術を永続させてきました。 
クリエーター兼ウィーバーのフィリップラルティーグは、家族の最初の製織ワークショップへのオマージュとして「1910ラルティーグ」ブランドを作成し、新しいコンセプトを発表しました。  
HP翻訳より



店内にはバスクリネンの生地がたくさん


バスク地方の伝統的布文化に表される7本のストライプ。

これがこの地方に伝わるバスク織りです。最も古くは麻に複雑な細かいひし形の織りを施し、それにインディゴ染めの青いラインが入ったものでした。

それが1960年代に現在のバスクの特徴を表す7本のストライプに。

7本のラインはバスクの7つの地方を表しているそうです。(フランス3県、スペイン4県)

ストライプの色は様々ですが、基本は赤・白・緑。

ストライプは「海の波」を表しているそうです。バスクは海と共に栄えてきた街だからです。

ルペイズバスクより


ショップの奥には大きな機械


奥には立入禁止の赤のテープ


これはストライプのタテ糸整経


このもの凄い本数の色付きの糸がコーン🧵から

クルクルと集められ


奥から手前のこの太くて大きなビームと呼ばれる円筒状のシルバーの筒に巻き付けられていきます


これがタテ糸だけの集まりでストライプの色柄の元になるんです


ビームとよばれるロール状の器具に何千mとタテ糸が巻きとられます。
これを整経(せいけい)といいます。


これはタテ糸にヨコ糸を挿入する織機


生地となって右下に巻き取られていきます


ドイツ製のドルニエという織機


これは色柄の指示書


ヨコ糸がない奥からヨコ糸が織られた手前の生地


生地の端は自動的にカットされてきます


綾織りの斜め具合まではっきりと分かります


生地をチェック、加工する部屋かな?


これは3つの細幅の生地をいっぺんに織りながら


自動的にカットしていく



ヘリンボーン柄


キレイなストライプ



1980ってその当時の製造年月日かな?


織機の動く音はかなり大きい

1つだけでこの音量

これが10台、50台ともなれば

機屋さんの中では会話にならないのが想像できますよね

世界でも有名なウールの産地名古屋・岐阜の尾州産地では

今でもこのガチャンガチャンの音が激しく鳴いてます


昔、工場が儲かっていた頃は

ガチャ万時代と言われてましたからね〜〜



ウールは使わなそうだけど、なぜか羊さんww


超カラフルでステキな生地


こんなストライプに囲まれて

超幸せ❣️



結局はこのシンプルなクッション買うだけだったけど…笑


イイ感じで馴染んでます


他のストライプクッションと一緒にね…