華麗なるギャツビー
1974年にロバート・レッドフォード主演で映画化もされた、米作家F・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」を、「ロミオ+ジュリエット」のバズ・ラーマン監督&レオナルド・ディカプリオ主演コンビで再映画化。
映画の注目の1つが、ギャツビーの世界をゴージャスに彩る衣装やジュエリー。
衣装はプラダ、ミュウミュウ、ブルックス ブラザーズなど、ジュエリーはティファニーが協力した。
ギャツビーの邸宅のインテリア・磁器やスターリングシルバー製のフラットウェアなどもティファニーの小物で装飾されている。
キャサリン・マーティン:“劇場で観ている"というよりも、“壁の穴から覗き見している"もしくは“登場人物と一緒にいる"という映像体験を皆さんに感じて欲しいという想いで、バズ(バズ・ラーマン監督)が、空間を如何にいろいろな次元で使うかという可能性を楽しんで探究していました。
だから、特にパーティのシーンなど、より大きなシーンの奥行き感を演出するのに非常に面白い3Dの効果が生まれています。
衣装やアクセサリーということで言うと、もともと私は、生地の感触を大切にデザインしていて、特に俳優の顔周りの部分に気を付けています。
なぜかというと映画の30%はアップで映し出されるので、ヘアやメイクを含め、襟足や、顔に近づく手のまわりのデザインを特に気を付けています。
だから、3Dになるとテスクチャーなどが、更にしっかりと伝わるのではないかと思います。
ジュエリーを含め、例えばレオ(ギャツビー役のレオナルド・ディカプリオ)のリネンのスーツの間近に寄った時など、どの要素もしっかりと堪能できる映像になっています。
プラダとのコラボレーションは、1920年代にアメリカ東海岸の上流階級の人々の間に見られたヨーロッパスタイルを連想させます。
当時は、特権階級の象徴であるアイビーリーグのスタイルと、グラマーで洗練された退廃的なヨーロッパスタイルを目指す人々による二つのグループの間でファッションの二分化が進んでいました。
プラダとのコラボレーションは、まるでそのような2つの美意識の衝突を映し出すものだと言えます。
キャサリン・マーティン:原作を書いたF・スコット・フィッツジェラルドの作品において、ブルックス ブラザーズは、アメリカの名士が愛用する究極の紳士服店として何度となく言及されています。
このような結びつきがあったからこそ、今回のコラボレーションは本格的なものになりました。
原作のキャラクターが身に着けているという点と、フィッツジェラルド自身も顧客であったので、我々は、大きな理想としてこの作品で使用したいと考えました。
ブルックス ブラザーズは、素晴らしいイブニングウェアを手掛けており、パーティーのシーンでは背景にいるキャラクターまで当時のデザインを際立たせることができたと思っています。
ファッションプレスより
2013年6月16日に3Dで観てきました。
あの服を迫ってくる程の距離感で見てみたかったのです。
ジェイ・ギャツビーとデイジー・ブキャナン。
トム・ブキャナンとマートル・ウィルソン。
ジェイ・ギャツビーとニック・キャラウェイ。
これはブルックスブラザーズの店頭でもう販売されてたピークドラペルのリネンのスーツかな。
メチャかっこイイっす。
この勢揃いのスタイリング、とってもクラシックでトラッド感満載です。
これは伊勢丹でやってた華麗なるギャツビー世界展。
実際にレオナルド・ディカプリオが着ていた衣装。
こっちはドビー・マグワイアが着ていた衣装。
ストーリーよりも服とスタイリングばっかり目がいってしまいましたが、1920年代のイメージを再現した服はとっても面白かったです。
たまには雑誌ではなく、映画もイイですね…
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