私たちが生きていくうえで、まず満たされるべき三つの要素は衣食住である。

たとえ平穏に暮らしていたとしても、戦争や内紛、自然災害などにより、
一瞬にしてこれらの安全が脅かされる可能性は往々にしてあるのである。
私にもそれは例外なく襲いかかってきたのである。

待ち焦がれた雨季が訪れ、毎日少しずつ雨が降り、
大地を潤し、気温を下げてくれていた。
その日も夜から雨音が聞こえはじめ、
床についてからもまだ雨は降っていた。

雨季と言っても日本の梅雨とは異なり、
雨がしとしとと振り続くということは稀で、
たいていは振り始めたかと思うと数分から数時間で
それまでの雨が嘘のようにまた太陽が幅を利かせるのである。

しかし年に一度か二度は激しい雷雨とともに夜通し雨が振り続く日がある。

この日、雨音の中で床についた私は顔に降り注ぐ水しぶきにより、目が覚めた。
それは真夜中の出来事であり、我が家の寝室とその隣の部屋には
壮絶な雨音と共に寝室の天井ならびに天井と壁の間から勢いよく
雨が降り注いでいたのである。

あまりの勢いのよさに寝室の床はみるみるうちに水浸しになり、
それを避けるように荷物をどかしながら、
古新聞でその水の流れを阻止しようとしていると
今度は割れんばかりの音で雷がやってきた。

それは瞬く間に我が家の真上に来たかと思うと
飛び上がらんばかりの音でもって、近くに落ちた。

裏向かいの大家さんの家から住人が私に向かって何かを叫んでいた。

「コンセント全部抜いて!!焼けちゃうからァ!!」

それを聞いて慌ててブレーカーを全て落としたが時すでに遅し。
普段から電圧が不安定なここナカラでは家電やパソコンがよく壊れるのだけれど、
昨年に引き続きインターネッ トのモデムがヤられた。









これらの水をかき出すのに、朝までかかった。
なぜか旅行の前日に限ってこういう事態に陥る。





寝不足のまま、ヴィクトリフォールズのある
ザンビアはリビングストンまで、いざ行かん。