モザンビークでも北部に位置するここナカラは、
部族的にいうとマクワ族であり、マクワ語という口承言語を操る。

マクワ族は、モザンビーク内のザンベジ川北側のナンプラ州や
カボ・デルガード州に居住する部族であり、マクワ語の話者は
他にタンザニア南東部にもみられ、話者人口は約
300万人である。

このマクワ族には「ウィネリーア」と呼ばれる女子のための一つの儀式がある。
これは日本でいうと成人式に近いものになるが、決まった年齢や
日にちはなく、だいたい
15歳ぐらいの女子を対象に行われるものである。

2
日にかけて行われるこのウィネリーアには男子禁制で、
参加者は皆お揃いのカプラナ(腰巻布)をまとう。
対象者の女子は同じくマクワ語のマラカカーナ(助言者)と呼ばれる
女性から、女子(子ども)から女性(大人)になるにあたっての心得を色々と教わる。

内容は良い女性、妻になるためのあれこれであり、目上の人には
敬意をもって接することや子どもの作り方や育て方などである。

この
2日間は対象者の女子は自宅から外出することが許されない。
この中で行われる
Festaにはもちろん様々な食事が参加者に振る舞われ、
ダンスをして皆でそれを祝う。
ちなみにここより北部のペンバなどに居住するマコンディ族の
儀式では、
13か月は外出が許されないという。

部族やコミュニティの繋がりが日本や首都のマプトよりも
まだ色濃く残っている証であるのだろう。

こういった儀式が残っているから、
マクワの女性はしっかりとした「オカン」が多いのだろう。


身近なオカン、家庭教師のLurdes先生