モザンビークのここナカラでは9月は祝日が多く、一般市民にとってはお祭り気分なひと月である。

まず
97日は勝利の日(ルサカ協定記念日/8日月曜は振替休日)、
16日はナカラ市の日、25日は国民解放軍記念日である。

ルサカ協定記念日とは、今からちょうど
40年前のザンビアのルサカにて
ポルトガルとの和平協定が結ばれたことを記念する日である。
その翌年の
1975年にモザンビークはポルトガルから正式に独立した。

この植民地支配に対してモザンビーク独立戦争を戦った武装抵抗組織が、
今のこの国の与党となるモザンビーク解放戦線(
FRELOMO)である。
今から
20年前の1994年に初めての大統領・国民議会選挙が行われた時は
この
FRELOMOが約45%、もう一つの政党Renamo-UE(モザンビーク民族抵抗運動)が
38%であったが、前回の2009年大統領・国民議会選挙では総議席数250のうち
76%191議席をFRELOMOがしめる結果となった。
次いで
Renamo-UE51議席、MDM(モザンビーク民主運動)が8議席となっている。

次回の大統領・国民議会選挙を来月
1014日に控えたこの国では、今月から選挙運動が解禁となった。

毎日あちらこちらで行われる集会やパレードなどの活動に皆、仕事そっちのけで大忙しである。
特に公務員の要職などにつく人々はそれらの活動への積極的な参加が
ほぼ義務となっているし、力の入れ具合に個人差はあるにせよ、
他の平公務員も連れだって参加することになる。

町中には至るところに政党のポスターやステッカーが貼られ、
投票を求める大きな看板が立ち、
12mほどの政党の旗をなびかせた
一般の支持者の車やバイクが暴走族の如く走り回っている。


この状態で普通に買い物に行くし出勤する


チラシやステッカーは車内に常備


パレードに備えトラックに旗をくくりつける
(荷台にわんさか人を乗せ町を賑やかに走る)


その議席数からも見てわかるようにそのほとんどが与党
FRELIMOのものであるし、
聞いたところによると公務員は
FRELIMOに投票することが義務であるという風潮があるらしい。

選挙の公平性が保たれているのか疑問であるし、そもそも選挙をする意味が薄い気がしてならない。
ただ、一応表向きは民主的であるということをアピールするだけのことなのかもしれない。


港の前にも大きな看板


『モンドラーネ、サモラ、シサノとゲブーザの理想的な擁護者』
と書かれている看板。隣の石像は初代大統領サモラ・マシェル氏


しかしまァ娯楽がないこの町では、騒ぐ理由ができて皆イキイキとしている。