ナカラはモザンビークの首都マプトから約2,000km離れている。
それはちょうど東京から沖縄ほどの距離である。

中心部から離れているということは、物流面においても
首都よりも不便なことが多いということである。
雑貨や日用品、衣料品などはだいたいが南アフリカか
タンザニア、中国から入ってくるものが多く、
その他に中古のものがヨーロッパから入ってきている。

中古は、何も衣料品に限らず、フライパンやザル、ボウルなど
キッチン用品の中古も道端で売られているから驚く。

しかも中古であるにも関わらず、
そこらの商店よりも
3倍以上もする値段で売られている。
よって、誰も買わないのだけれども。

しかしナカラにもお金持ちはいるもので、自らのルートを使い
南アフリカなどから物を仕入れ、お商売をしている人や
綺麗に着飾っている人もひと握りだけれどいる。

なぜならお隣の国、南アフリカで購入する方が
半分から
3分の1近く安く済むからである。

そしてその南アフリカよりも物が豊かであろう日本という国では、
もっと安くたくさんの物が買えるのであろうと皆に思われている節がある。

私が日本に一時帰国する際には、色んな人から物を頼まれる。
日本メーカーのデジカメやパソコンなどの電子機器はもちろんのこと、
マニキュアや化粧品の類、日本車の部品とか、
輸入手続き含む車そのものとかとかとか。
もちろん断るものもある。

今一番頭を悩ませているのが「義足」である。
膝から下に義足を装着しているおじさんがいるのだが、
その義足にヒビが入ってきているので、日本で見て来て欲しいという。
そして値段を確認して、南アフリカよりも安かった場合は購入してきてほしいという。

私はこの大役を果たせるのだろうか。


ナカラでも毎日行き交うコンテナ船