何事においても、それに慣れてしまうと気の緩みが出てきてしまうものである。
ここナカラでの生活においては、ほんの少しの油断も時には
命取りになり兼ねないため、特に安全面では確認などを
怠らないように気をつけている。
例えば、乗車中は忘れずに鍵と窓を閉めるだとか、
(気をつけないと自分が不審者だと思われるけれど)停車中も
常にミラーなどで近くに不審者や不審車両が近づいていないか
確認するだとか、家に入る時には背後を確認してから開錠するだとか、
通勤経路は道順をランダムに使い分けるだとか、
(もともとしないけれど)華美な服装は避けるだとかである。
先日、ここに来た当初は薄暗く小汚い倉庫の店だったけれど
今は冷房も効き店内も明るく、多種多様な商品が砂埃も
被らずに整然と陳列されているスーパーなマーケットで、
チョコレートを買った。
友人からのホームパーティー招待の手土産に
ワインとケーキだけではちょっと寂しかったので、
適当なものを探していたのである。
他に良さそうなものが見つけられなかったので、
箱入りのトリュフを買うことにした。
ベルギーから来ましたと箱に印刷されていたし、ナカラでは
あまり見ることがないしっかりとしたチョコレートだったし、
なんといっても冷蔵庫に入って売られていたので、
味も悪くないだろうと思い、ついでに自宅用にも購入した。
帰宅後、さっそく自宅用に買った箱を開けてみて、
その様相に驚愕したとともにやはりいかなる場合においても、
油断は怪我の基であることを痛感した。
私は、出荷当時は確かにそこに居られたであろうトリュフの、
影も形も見つけ出すことができなかったのである。
もちろん2箱ともに自宅用となったことは言うまでもない。
お呼ばれされたお宅が豪邸過ぎた







