ナカラくんだりで生活していると、日本でなんてことなく
手に入っていたものがまったく手に入らないという事態に陥る。
例えば、安くて品質の良い雑貨類や日本食材などである。
それでも最近は、雑貨などはお金を出せば揃うようになってきた。
しかしながらどうあがいても手に入らないのが、日本食材である。
せっかくアフリカに居るのだから、郷に入れば郷に従えの
精神を持って2年ぐらい現地の人と同じ食生活をすれば
いいではないかと思うかもしれない。
私もそう簡単に思っていた。実際に来るまではそう思っていた。
しかし娯楽がほぼ存在しないここナカラでは、楽しみと言えば
「食事」ということになり、これまた事情が変わってくるのである。
ここ以外の途上国でも働き、生活してきた経験のある旦那さんの
「百円均一の菓子コーナー(特にお煎餅の段)が宝の山に見える」
という日本食材に対する熱い思いもこちらに来るまでは
あまり共感ができなかった。
しかしナカラで1年生活してみて、一時帰国した時に行った
百円均一の菓子コーナーを前にした時の私の心境はもはや
旦那さんのそれと寸分も違わなかった。
とはいえ、飛行機で2時間かけて首都まで行けば、キッコーマンの
醤油や豆腐、ほんだしなどが日本よりも高くなるが買える。
ただナカラからだとその飛行機に乗るまでに車で2~3時間かけねばならないし、
何より一社独占の航空会社が販売しているチケットが
往復6万円ぐらいするので到底行く気にならない。
となると、我が愛車のチャレンジャー輸送時や
一時帰国の際に持ち込んだ日本食材が宝の山となる。
たまに日本からの出張者の方々からもお宝を頂戴することもあります。
そうするともうこちらでは手に入らないものは貴重品となり、
ちまちまとケチって使った挙句、例えばお茶殻なども
捨てたくない!という気持ちが強くなる。
結果、今では出し殻も食べるようになった。
緑茶はもうすべて使い切ってしまったので、今は麦茶と
ほうじ茶(紅茶はこちらでも買える)を冷やして
飲んでいるのだけれど、茶殻が出ると天日干しにし、
それを醤油(キッコーマンではないがポルトガルのものや
中国のものが売ってある)と砂糖(モザンビーク産)、
酒(中華商店で買える55度の白酒を料理酒として使用)と
昆布や鰹のだし(持ってきたものとかいただきものとか)で
煮詰めると、佃煮(ふりかけ?)にして食べている。
実はお茶を煎れた時、その栄養の3分の2は茶葉に残るという。
ごみは減るし栄養はとれる。いいことづくしであるので、
これからも貧乏根性全開で生活していきたいと思う。


