ガソリンを入れに行き、いざ私の番という時に
横からバイクがすぃ~っと入ってきた。
それはないでしょうと大袈裟に両手を広げて、
バイクの運転手とスタンドの係員にアピールしてみた。
すると同じ仕草が返ってきて、どうやら
少しなのだから横入りさせてくれということらしい。
係員はそのバイクの運転手に皆並んでいるのだから
後ろに並びなさいというようなことを言ったが、
バイクの運転手は聞きもせず、給油機の前に陣取っていた。
それをそのままにして、係員が私の車を先導し給油口を開けた。
私が助手席側の窓を開けたところでバイクの運転手が
「先にやっていいでしょ?」と言ってきたので、
無視して係員に「満タンで」と告げた。
このままにして怒りをかって車がまた凹んでも嫌なので、
私の後ろにはまだ車が並んでいたが、バイクの運転手に
「私の後にしてね」と言ってみた。
そうしたら「はい、問題ありません」とにこやかに返事が返ってきた。
後ろの人がどう出るかは分からないけれど、
横入りをちっとも悪いと思っていないのである。
まったくもって違う感覚で生きているんだなァと
つくづく思った、雨期の昼下がり。
