私たちは大家さんと同じ敷地内に住んでいるので、私は
なんだかんだで大家さんのお手伝いさんと顔を合わせることが多い。

お手伝いさんの朝は早く、朝
6時から夕暮れ時まで掃除、
洗濯(洗濯板で手洗い)、
3度の食事の支度をする。
お休みは基本的に週1日だが、お休みがない週もままある。

だいたいいつも私が夕方、旦那さんを迎えに行く時間に、
大家さんのお手伝いさんが帰る。
金曜日、いつものようにお手伝いさんに挨拶をする。

わたし:「また、明日~」

お手伝いさん:「明日は来ないのよ」
と、何だか嬉しそうに言う。

わたし:「あ、そうなの?」

お手伝いさん:「うん、明後日もその次の日も来ないのよ」
と、すごく嬉しそうに言う。

わたし:「え、そうなの(まさかクビ)!?」

お手伝いさん:「火曜日までお休みなの」

わたし:「あァそう、お休みね、それはよかったね」

お手伝いさん:「そう、遠出するのよ!」
と、満面の笑みで言う。

毎日毎日、家と仕事場の往復で朝から晩まで働き、
家に帰れば
5人の子どものお母さんでもあるお手伝いさんは、
経済的余裕もないようで、旅行も頻繁には(というか、
ほとんど)できない環境にある。

わたし:「どこに行くの?」

お手伝いさん:「
Memba(メンバ)よ」
Membaとは、ナカラの隣の隣の町で、車なら1時間ほどで行ける距離である。

わたし:「
Membaね、何しに行くの?」

お手伝いさん:「セレモニーがあるの」

わたし:「ふーん、何のセレモニー?」

お手伝いさん:「
(満面の笑みのまま)お葬式よ!」

どのくらいの距離の親族が亡くなったのかは分からないが、
そうそうない遠出が心から嬉しいようで、
その言葉と満面の笑みがとてもちぐはぐだった。


毎週金曜日はだいたいカレーの日