家電商店のもじゃもじゃヒゲのおじさんが、
領収書に書かれた私の名前をじぃっと見ていた。
わたし:「XXX(私の名字)です(字が読みにくかったかな?)」
おじさん:「うん・・・この名前なら、インド人かな?」
わたし:「・・・日本人ですよ」
おじさん:「ん?あぁっ!日本人かい?」
わたし:「そう、日本人!」
私の名字と同じインド人なんかに会ったことないよ、おじさん。
それ名前じゃなくて、顔で判断したでしょ。絶対、顔で判断したよね。
そういうおじさんもザ・モザンビーク人という顔ではなかったけれどね。
おじさん:「日本にはムスリムの人はいるのかい?」
わたし:「いますよ、モスクもあるし」
おじさん:「じゃあ、クリスチャンは?」
わたし:「いますよ、仏教徒が多いと思いますけど」
いつも宗教の話になると少し困ってしまう。
無宗教なんて考えは彼らにはあまり理解してもらえないと思うからだ。
おじさん:「ムスリムはどのくらいいるの?」
わたし:「数パーセントだと思います。ほとんどが仏教だと思いますよ」
帰ってきてから少し調べたところ、日本におけるムスリム人口は
約5万人で人口の1,000人に4人の割合ということがwikipediaに書いてあった。
ちなみに文部科学省の統計調査によると、神道系が約1億700万人、
仏教系が約9,800万人、キリスト教系が約300万人、その他が約1,000万人で
合計約2億9,000万人と日本の人口の約2倍の数になってしまうそうだ。
これは各団体がちょっとずつ多めに信者数を申告する傾向にあることや、
すでに死亡した人たちも信者リストから外されておらずに
カウントされていたりするそうで、一般的に宗教ごとを重視せず、
意識もしないので、このような結果が出てもこの調査方法に
抗議する声もあまり上がらないがために、このような統計が
存在するのだとwikipediaには書いてあった。
一国の公な統計がこのようなことになっているとはつゆ知らず、驚いた。
わたし:「おじさんはムスリムなんですか?」
おじさん:「そうだよ、君もムスリムになりなよ!」
初対面から数分でムスリムの勧誘を爽やかに受けた。