モザンビークにも世界遺産がひとつある。

モザンビーク島という、ここナカラからほど近い(車で
2時間)ところにある
その島は、長さ
2.5km、幅500mという何ともコンパクトな細長い島で、
本土とは長さ
3kmの橋で結ばれている。

その橋の幅は車
1台分。そう、車がすれ違えない。

最初は一方通行かと思ったが、そうではなく、
個人の責任において橋を渡ることになっている。
なんて緊張感なんだ!と思いきや、ちゃんと橋の途中に
3か所ぐらい路肩?が作ってあり、そこですれ違うことができる。
対向車との呼吸が合わなければ、どちらかがバックで
路肩まで戻らなければいけないけれど。
その難関を突破しての入島は感動もひとしおだ。

無事に島に入ると、もう向こう側の海が見える。
車であれば島を
1周するのに10分もかからない。


そんな小さな島だけれど、ここはもともとアラブ人たちが住み、
インド洋貿易の中継地として栄えていた港だった。
16世紀からほんの100年前まで、ポルトガル領東アフリカの
首都として繁栄していた。その名残が島全体に見られ、
ここはアフリカではなくどこかヨーロッパの廃れた
片田舎の島のような佇まいである。


南半球に現存する最古のヨーロッパ建築の礼拝堂は
現在博物館として公開されている。
他に人がいなかったので、貸し切り状態で付きっきりで
案内・説明をしてもらった。


ナカラは商人の町なので、町には絶えずコンテナトラックが行き交い、
レストランの店員もわりとチャキチャキしているのだが、
ここは全体的にのんびりとしていた。

レストランの店員もサービスをしようなどという思いはかけらも見せず、
注文の際の発言はその場ですら訂正させてもらえなかった。
始終面倒くさそうな態度を徹底していた。
食べ物は美味しかったけれど。


レストランの壁から突き出た船


そしてこの島、こんなにも小さいのだが、この島が一つの
District(州に次ぐ行政単位、郡?)なので、
この全長
2.5kmにすべての行政機関があり、郵便局もある。

この島から少し離れたさらに小さな島ではウミガメの産卵も見れるらしい。
のんびりしたい時には絶好の場所だ。