カプラナ(民族衣装の腰巻布)は買ったばかりの状態では端っこが切りっぱなしなので、
解れてこないように端っこを縫わないといけないのだけれど、
うちにはミシンがないので、市場や個人宅先に置いてあるミシンが
目印のお針子さんにカプラナの両端を縫ってもらわないといけない。

お針子さんと言えば呉服屋などで縫製を担当する娘のことだが、
ここでは男性(おじさんが多い)しか見たことがない。
そして男性のお針子さんのことは何と呼べばよいのか分からない。

さて、もちろんお金を払ってやってもらうのだが、市場の脇に出ている
やたらガタイのいいお針子さん(もはやお針子さんというイメージは
皆無)のところにカプラナを
3枚(縫うところは6か所)
持って行ったところ、「
50MT(約150円)です」と言われた。

「あぁ?
50だってぇ!?じゃがいも2キロも買えるじゃねぇか!
ふっかけてきやがって、てやんでぃ!」
と、江戸っ子並にあくまでも心の中で憤慨したが、
以前別の場所で確か
110MTだった気がしたので、ここは毅然と

「いいえ、
30MTでやってください」
と、言い渡したところ、渋々
30MTでやってくれた。

後日このことを
Lurdes先生に話したところ、
50MTなんてヒドいわね!でも30MTでと言えたところはよかったわ」
と言いながらも、

「でも通常
15MTでやってくれるわよ。
私の知っているところで
13MTというところもあるわ」
と言う。

なんだってえぇぇ~!!

適正価格を知っていると知らないとでは、こうも違うものかと
またしても思い知らされた出来事であった。