最近よく平日の夜に停電する。

時間としては
30分から数時間、もちろんいきなり電気が止まる。
だいたいが食後にリビングでテレビや本を読みながら、
くつろいでいるときなのであまり支障がないのだけれど、今日は違った。

停電した瞬間、私は風呂場で髪にトリートメントを付けた瞬間だった。

そのままいつ回復するかも分からない電気を待つわけにもいくまい。
幸い、自宅の屋根にはこんなときのために水タンクが設置してあるので、
停電しても、そのタンクからの水が蛇口を通じて申し訳なさそうにちょろちょろと出る。

風呂場から大声で旦那さんを呼び、ろうそくを持ってきてもらった。

旦那さん:「お、なんか癒しの空間って感じでイイね」←完全に他人事な発言。

ちょろちょろと出てくる水を使用して、なんとかトリートメントは
落とすことができたが、顔と体は水だけ浴びて風呂場を出た。

停電になると、ものすごく静かで虫の音しか聞こえない。
家の目の前に地元の小さな飲み屋街があるので、普段は
ズンズンをスピーカーから流れる音楽で夜中までうるさい。

「虫の音とろうそくの明かりに、外は満点の星空と月夜に揺れるヤシの木の陰」

こう書くとなんて贅沢な響きなんだ!
とは思えど、日常になってしまっては有難みも減るものだ。

以前の日常であった、

24時間営業のコンビニエンスストア」や、
「なんでも揃っていて砂埃の被っていない、多種多様な商品の陳列棚」などは、
もはや今の私にとってはとても贅沢な響きである。

が、あれはあれで、これはこれ。

どちらも、いい。

どちらも、ないものねだり。


小さめのマンゴーを買ったら、
繊維質過ぎてマンゴーソースしか抽出できなかったので、
ヨーグルトのフレッシュマンゴーソースがけ