おととい、ナカラに戻ってきた。
飛行機を降りる(飛行機から簡素な梯子のような階段で
直接飛行場に自分の足で降り立ってから、歩いて空港の
建物に入る)と、もぁっとした空気。
あー帰ってき(ちゃっ)たなぁと思った。
空港の建物に入ると、ひと部屋に片道5mほどの
預け荷物を流すベルトコンベアがあり、
その隅っこにはひとつだけ置かれた入国審査のカウンターがあり、
そのすぐ横で荷物検査の机が置かれている。
建物に入ってから10mほどで出口だ。
そして出口のドアを開けるとすぐ外の駐車場。
乗り換えの北京の空港は広すぎて迷いまくった
(行けども行けどもターミナルBからCにたどり着けなかった)が、
ここでは何の案内も必要ないとても親切な作りになっている。
そして、乗客の外国人のほとんどが入国審査で止められた。
みんな何かしらのいちゃもんをつけられている。
あーやだなー面倒だなーと思いつつ、私の番。
ビザはあと数か月残っているので問題ないし、
パスポートの期限にも何ら問題はない。
係員:「どこに行くの?」
私:「ナカラまでです」
係員:「何しに行くの?」
私:「あの、そこに住んでるんですけど」
係員:「ナカラに住んでるの?」
私:「はい、住んでるんです」
係員:「他に身分証は?」
私:「あります(モザンビークの身分証)」
係員:「(急ににっこりして)はい、いいよ。
次回から身分証とパスポートを出してね。すみませんでしたね。」
なんだったんだ…
次はそこから歩いて3歩のところで荷物検査。
ベレー帽をかぶり、ゴツいブーツを履いた係員
3人がかりでスーツケースの中身をチェックする。
今回、私はスーツケースの中身を本当にからっぽにして日本に帰り、
帰りは入りきらないほどの乾燥味噌汁とかカリカリ梅とかを入れてきたので、
ちょっと緊張しながらもスーツケースを開ける。
そこには勿論溢れんばかりの日本食。
係員:「なんだこれは!食べ物か!?」
私:「(肩をすくめて眉毛と両手のひらを上にして)さぁ?」
(モザンビークで新たに身につけたスキル、すっとぼけ)
見たこともない日本のものを前にスーツケースの中身を
下から上からごちゃごちゃにかき回し、チエックする係員。
そこで個包装された種抜き干し梅を見つけて、一言。
係員:「なんだこれは!中国の茶か!?」
日頃から中国人(彼らにはアジア人=中国人というイメージしかない)と
間違えられるのにうんざりしていた私は、長旅の疲れも相まって、
「あのねぇ、中国人じゃないから!!!」
と、勢いよく凄んでしまった。
係員:「じゃあどこから来たんだ?」
私:「日本です!!」
係員:「日本か、ふーん、行ってよし。」
なーにーそーれー。
没収もされず、賄賂も要求されず、無事に入国を果たしたのである。
今回没収されたものといえば、成田の荷物検査でひっかかった
粉末の洗濯用漂白剤(ナカラで売ってない)だけであった。
せっかくモザンビークにいるときからamazonで注文して
日本の実家に配達しておいたのに。
その時の係員の対応は以下の通り。
「いかなる種類の漂白剤も機内には持ち込めません。
今からカウンターに戻って預け荷物に入れることもできませんし、
これを機内に持ち込むことも一切できません。どうされますか?(早口)」
これを言い終わった時の係員のドヤ顔はきっと忘れない。
嗚呼、無念でならない。