2日から平常営業ということで、ポルトガル語の授業も2日から再開。

通いの授業であれば、サボってしまうこともあるけれど、
家庭教師というのは家に来るからサボりようがなく、
授業自体は楽しいし、ポルトガル語もだんだん
読み書きできるようになって面白いのだけれど、
いかんせん始まるまでが億劫なものです。

「風呂に入るまでが面倒くさい」と同じように。

今日は
Lurdes先生の息子Jinhoも一緒に来たのだけれど、
ん?なんか少し大きくなってる??
子どもというのは、少し見ないうちにすぐ大きくなってしまうのですね。

さてその
Jinhoのペ(Pé:足)。
(発音がかわいいのでお気に入りの単語のひとつ)

水ぶくれみたいになってて痛いという。足の指先の方とその裏。
つい先日マラリアにかかって(日本で風邪にかかる要領で
こちらの人はマラリアに何度もかかる)病院に行ったばかりなのに、
今度はぺ。何かに感染したらしい。

病院に行ったら、そう診断され、しかも薬は●●(軟膏)を
買って、塗ってくださいと言われただけらしい。
日本の病院とは随分診察も違うんだなーと思った。
しかもその軟膏、Lurdes先生はこの町のあらゆる薬局で
探し回った(と言っても
3軒ぐらいしかない)が、売ってなかったという。

ナンプラ(ここから車で
2時間半の大きな町)まで行かないとないらしい。
ちなみにナンプラまで行くのにタクシーだと往復
8,000MT(約23,600円)かかり、
さらにその軟膏(一般的な
5cm程度のチューブ)が1,500MT(約4,500円)する。
(比較のために…ここではコーラ1缶25MT:約74円)

トータルコストは先生の月収の何倍もする。
そんなの買いに行けるわけがない。

幸い、先生の妹がナンプラに住んでいて、経済的にも余裕があったり、
ナンプラとナカラを行ったり来たりしているタクシー運転手の友人がいるから、
今回は事なきを得そうだが、そうでなければ、すぐ治るものも放置せざるを得ず、
そこから大きな病気にもなりかねない。そして死に至ることもあるのだろう。

モザンビークでは1,000人中、92人が2歳を迎えることができない。
(日本は1,000人中、2人)
参考:WHO世界保健統計2012年版(http://p.tl/Owjx

ナカラ市のあるナンプラ州では、5歳以下の約半数が慢性的な栄養失調児である。
参考:UNDPミレニアム開発目標報告モザンビーク2010年版(http://p.tl/thFt)

そういうレベルで、物が不十分であり、環境が整っていない。

ましてや小さい子どもの病院通いなんで日常茶飯事なのに。
そしてそれは社会保障が整っていないからでもある。
日本では保険証があれば医療費が3割負担で済んだりするが、
この国では社会保障制度がない。
民間の保険は存在するが、今月の生活費もままならない人たちが
そんな保険のことを考えられるわけがない。

と言って、今、この私に何が出来るわけでもない。
のが、一番もやもやしてしまうのであった。