ここでは時間に余裕を持って行動しなければならない。
なぜなら、物事は思い通りには運ばないからだ。
うちはDStvというケーブルテレビを契約している。
NHK WORLDが観れるし、映画チャンネルやらアニマルチャンネルやら
BBCなど海外のテレビも観れるので娯楽のないこの町で暮らすには嬉しいもの。
ケーブルテレビの使用料(月額)は毎月代理店に行って支払手続きをしている。
銀行口座からの自動引き落としなんてシステムは、ない。
この代理店、何か不具合があるとすぐに
「家に見に行って確認しないと分からない」と言い、
来たら来たで何も解決しなくても1,000MT(約2,800円)は請求するという
代理店なのだが、他にないのだからしょうがない。
先日NHK WORLDを観ていたら、何の前触れもなく
そのチャンネルがアルジャジーラに乗っ取られた。
いくらNHKのチャンネル番号を選択しても、
そこに映し出されるのはアルジャジーラ。
ちなみにアルジャジーラのチャンネルもアルジャジーラが映る。
これが3日ほど続いて、諦めかけた4日目、
またしても何の前触れもなくNHK WORLDが映るようになった。
もうすべてが謎である。
そして今日は支払いになんと30分もかかった。
なぜなら私が店に着いたとき(午前10時)、
金銭を取扱いできる店長がハンバーガー(おやつ?)を
頬張っていたからという理由で。
こちらの人はあまり物事に動じない。
動じるのは犬に吠えられたときぐらいだ。
なので、客(私)がいてもハンバーガーを食べることを止めない。
必然的におっさんがハンバーガーを完食するまで待つことになる。
他の若い店員が気を遣って「ちょっと待ってね」と言ってくれた横で、
おっさんはハンバーガーに全神経を集中させている。
私は待った。
おっさんがハンバーガーを完食し、ソースのついた指を舐め、
やっと手続きしてくれると思ったとき、おっさんは
ハンバーガーが乗っていた皿を持って外に出た。
私は驚いた。え、今?
そう、皿を返却しに行ったのだ。食べてすぐ片付ける。
いい習慣です。でも今それ優先順位高くないよね?
皿を手に持ちながら、通りすがりの住民と会話をすることも忘れない。
途中で立ち止まって会話を一通り済ませ、戻ってきた。
そして何事もなかったかのように手続きを開始する、おっさん。
待っててもらって迷惑かけたとか、そんなことはきっと一切思ってない。
いや、絶対思ってない。
手続き中に、暑くて手を団扇にして顔を仰いでた私に気づき、
「暑い?」と言ってエアコンのスイッチを入れてくれた、おっさん。
あーだからニクめない、この人たち。