新聞をとりはじめた。
配達はその日によって来たり来なかったり。

本当はナカラの地方紙があればよかったのだが、最寄りの空港がある
ナンプラ(モザンビーク第
3の都市でナカラから187km内陸に位置する)の
地方紙しかなかったので、それを購読することに。

Noticias(ニュース)」という名の新聞。
全部で
15ページ構成になっていて、ローカルニュース
(国内の飲料水供給についてなど)からインターナショナルなニュース
Mr. BeanRowan
Atkinson
がもうコメディはやらないなど)までが載っている。
その他
23ページは求人(政府系組織の求人が多いが
NGO[プラン、国境なき医師団など]や一般企業の求人もある)や、
12ページは顔写真付きおくやみのページ
(日本と比べるとかなりのページを割いている)、
あとは携帯電話会社や衛生用品などの広告も掲載されている。

今日のポルトガル語の授業では記事を一つ読んだ。
新聞記事に使われている言葉はいささか難しい単語が多いけれど、
Lurdes先生が都度噛み砕いて別の単語で説明をしてくれたので、
何とか内容をつかむことができた。

タイトルは
Água potável chega a 7.4 milhões de pessoas(飲料水が740万人に到着)」。
一面記事である。




普段、水に関してはあまり不自由のない生活
(電気があれば水道をひねると若干濁った水が出る、
飲料水はミネラルウォーターを購入)を送っているせいか、
ついつい忘れていたが、経済成長約
6%で伸び続けているとはいえ、
ここはまだまだ途上国。

飲料に適している安全な水は国民全体に行き届いていない。
この記事によると(人口約
2,400万人のうち)
2010年には450万人(人口の約19%)にしか行き届いていなかった
飲料に適した水の供給が、
20129月までには
740万人(人口の約31%)に整備が拡大されたとのこと。

高い経済成長率を維持しているだけあって、
さすが急ピッチで整備されている。

縦に長いこの国の南端にある首都を中心に整備が進められている。
そのため北部に位置するナカラは未整備地域に属していた。
確かに水道会社というものは見たことがないし、
大家さんが汲み上げ式の大きな水タンクを所有していなかったら、
毎回水をどこかから購入しなければならない。

そのタンクというのは、地面に埋まっていて、
コンクリートで固められており、直径
4m深さ5mほどで、
横に水道タップが出ているので恐らく地下水を汲み上げて、
そのタンクに貯水していると思われる。


タンクとその上に乗っているモーター
このタンクから井戸のように直接水も汲める


Lurdes
先生は水を毎回20リットル5MT(約14円)で購入しているらしい。
私たちの隣の地区に住む先生の実家は下町にあり、
そこには汲み上げ式の大きな水タンクがあるのだが、
そこで水をもらってくるには往復
200MT(約560円)の
タクシー代がかかってしまうという。

20
リットルの水を手に入れるのに、200MTかかっていたら
地下水の
10倍の価格のミネラルウォーターを購入するのとほぼ同額になってしまう。

新聞記事によると、このような水不足に対応するため、
ここナカラのダム建設もいいペースで進められているとある。
確かにナンプラに行く途中に工事中のダムがある。
あわせて、町の排水溝の整備や家庭水タンクの設置も
推進されているらしいから、この国は日々確かに発展している。

現在ナカラには国際空港も
2013年完成予定で工事が進められている。
それとダムも近年中に完成すれば、ナカラはかなり住みやすく、
交通の便もよくなり、港町ということも相成って
更なる発展を遂げるのではないかと思う。

この記事の最後には、
GazaInhambaneでは土地の高低差があまりなく、
水道を整備することが難しいうえに、乾燥地帯では地下水の塩分濃度が高く、
飲料には適さない水であるという課題も掲載されていた。

しかし、間違いなく発展を続けるモザンビークには
天然資源も豊富に採掘されるみたいだし、
農業もかなり発展の可能性があるという。

それに目を付けた中国やブラジルが早々に
こぞって進出、日本もそれに続いているが、
資源だけを搾り取るやり方だけは避けてほしいと願うばかりである。