旦那の勤めている会社に聞いても、プライベートまでは知った事では無いと言われ、旦那からの話は嘘で塗り固められていて、私の頭は混乱しました。


「本当の事は何処で誰に聞けば良いの??この場合は、どうやったら自分の旦那が何処に居るのか分かるの…??」


どう考えても、今の家庭内の状況はおかしい。

「もっと早く気付いていたら…」と後悔する反面、「旦那の言葉をずっと信じて、頑張って過ごしてきたのに…全部嘘か…。何なんだこの現状は!!」と信頼していた一番近しい人間に裏切られた事による衝撃と、それによる怒り、悲しみがただ込み上げてきて仕方がありませんでした。


カフェでの話し合いが終わり、旦那の会社の上司等を駅前まで送り届け、解散した後は、人生において、人として必要な大事だった物、その全てを失った様な気持ちになり、上司を見送り、帰路に着く為、家の方角に振り向くと同時に、両眼から大粒の涙が溢れ出してしまい、家に着いてから、「子供達も帰って来ているし、母親としての私に切り替えなければ…」と、自分の心の中で、「大丈夫な方向」へ舵を切ろうとしましたが、当時、妊娠37週だった事も相まって、感情のコントロールがきかず、涙は止まりませんでした。


笑い泣きしながら帰って来た私に、子供達も困惑しているようで、出産間近で、家事の手伝いに来てくれていた母も、一瞬驚きを隠せない顔をして、その後は呆れた様な苦い表情になりました。


そして、落ち着けなくなった私は、どうせ返信など来ないのだから何を言っても良いだろうと、虚言癖旦那にLINEで、ある程度の気が済むまで、これまでに積もり積もった怒りと悲しみを、心の赴くままに正論と罵詈雑言を一方的に浴びせ掛け続けたのです。