コンビニの棚から

商品が消えた

飽食の都会では

想像もつかない光景

だが、被災地の現実だ

あるべきものがそこにない

なければならにものがない

そんな時

わが身は平静に保てるのか


長時間列に並んで

ようやく幼子のお菓子を

少し手に入れた

避難地の若い主婦

『私たちは大丈夫

行方不明の人を早くみつめてあげて」

と涙に暮れた

その涙に

同胞として

誇りに思う


名古屋市の繁華街

募金箱には

この不景気にもかかわらず

高額の紙幣が

目立つ

隣人として

頼もしい


だれもがつらい

だから

勇気を

忘れちゃいけない

優しい心を忘れちゃ

いけない


日本人って

素晴らしい


3月16日 中日新聞夕刊 3/16