ワールドラグビーが28日までに更新した男子15人制の世界ランキングで、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)率いる日本代表が1ラク上げて9位となり、10位転落のウェールズと入れ替わった。

 日本は昨年のテストマッチで2勝5敗(5連敗中)。秋の欧州遠征でフランスに敗れたのを最後に試合をしていないが、今月始まった欧州6か国対抗の結果がランキングに反映されている。ウェールズは開幕3連敗と不振のため、順位を落とした。

 史上初の8強入りを果たした、W杯日本大会の期間中だった2019年10月に日本は、過去最高の6位に躍進。オーストラリア、フランス、スコットランド、アルゼンチンより上につけた。それから3年半が経過し、日本が前回破ったアイルランドが1位をキープしており、フランスが2位、スコットランドが5位、アルゼンチンが8位と日本を上回っている。

 日本のテストマッチの予定は先日発表され、9月のW杯フランス大会開幕の前に国内外で4試合行う。最後に対戦するイタリアは6か国対抗で3連敗中ながら、フランスと5点差など善戦が続く。現在13位。元オールブラックスのHCが指揮を執り、力をつけているだけに、日本など上位国を脅かしそうだ。