つ、つらい | 涼

涼への手紙

こういった日が一番辛い。

土日、涼の時間があるときにメールの返事が来ない。

涼の恋人が泊まりに来ているの?

涼はその恋人に別れを告げたと。しかしその恋人は別れたくないと。

愛はないが好きだと、だからズルズル続いていると。束縛されていると。

わたしは涼を束縛しない。というかできない。結婚しているから。



涼はまだ24.まだまだ若い。いろいろ遊びたいし、いろいろチャレンジしたい年頃。

わたしが24の時は国家試験のためにずっと勉強していた。

Black Jackのようになるために。

いまは地位も名誉もある。しかしなにかが足りない。

こころの真ん中にぽっかり孔が空いていて、さびしい。

涼といるときだけが幸せに満ちあふれている。こころの孔が一時だけふさがる。



涼は学生。もしかしたら実家でレポートを作成中かなあ?

集中しているときはまわりの情報をシャットアウトして勉強するタイプ。

わたしとは全く違うタイプ。わたしは集中することが苦手。一時しか集中できない。

でも恋には集中してしまうらしい。情けないなあ。