AneCan 8月号
ニノが自分はウソつきだって言ってたけど。まぁ、知ってたけどね。で、ウソつくのは話を面白おかしくするためだって。まぁ、気持ちは分かるけどね。でもね、ニノって痛い人だな、って時々思ってしまうんだ。
ニノって、つかなくていいウソをつくというか、時々まわりの雰囲気を悪くしたり、人を不愉快な気持ちにさせたりするウソをつくんだよね。
やっぱニノは幼稚園のころからずっとひどいイジメにあっていて、まだその傷が癒えていないのかな。何かの雑誌で、イジメにあっていたことはまだ自分の中で納得できていない、って言ってたし。
中学生になってジャニーズJrになって、やっとイジメから解放されて。嵐になって、仲間ができて、やっと安心できる自分の居場所が見つかって。
何より、智くんや相葉ちゃんのように、何を言っても怒らない優しいメンバーに恵まれて、ニノは嵐になってから、やっと自分らしくのびのびと生きていけるようになった気がする。
ニノは、もともと人とツルむのが苦手で、でも一人でポツンとしていると余計イジメられるから、学校では無理して誰かとツルんでたって雑誌のインタビューで言ってたけど、今なんか嵐イチの寂しがり屋&スキンシッパーで、智くんとツルみまくりだよね。
ニノの人格形成は、イジメの体験だけでなく、家庭環境も大きく影響していると思うけど、ニノがこれまでの人生で経験してきたことは、俳優・二宮和也にとって確実にプラスになっているのは確か。
映画「青の炎」の主人公をはじめとする、影があって愁いのある役、繊細な心を持つ少年の役はニノの専売特許だよね。しかも、ニノは「山田太郎ものがたり」のような底抜けに明るい役や、障害者の役もサラリと演じてしまう。
ニノが巧みな演技者であるのは、天性の才能と地道な努力によるものが大きいと思う。だけど、幼いころからイジメられ続けたことにより周囲を観察する能力が身につき、自分を偽り演技することによってイジメを回避してきた経験が、俳優・二宮和也の根幹を成していることは自明の理である。
・・・・・って、なんか堅苦しくなってすみません。 ブログでは、ミーハーなアラフォーを前面に出していこうと思っていたのに。 時々、こんな風に語っちゃうかもしれませんがお許しを。