さて、「マインドコントロール」というものは、「洗脳」とはまったく違う・・・ということも知っておかねばならない重要なポイントであります。

「マインドコントロール」と「洗脳」の関係・違いについてさらに詳しく知りたい、という方には魚谷流・マインドコントロール解説がおすすめですよ。是非目を通してみてください。

一般的には、「マインドコントロール」と「洗脳」を混ぜ合わせて説明してしまっている方も多いですが、それは間違いであって、「マインドコントロール」と「洗脳」というのはまったく別のものなのです。

一体何が違うのかと言いますと、「マインドコントロール」というのは、対象者自身が自らの意志によって自分の考えを変えたと思わせるのですが、「洗脳」というのは身体的・精神的に強制されることで考えを変えさせられてしまうものであります。
 
「洗脳」の場合は、身体的・精神的強制が解かれてしまえば比較的早期に元の状態に戻りやすいのですが、「マインドコントロール」に関しては自らの意志によって自発的に考え方を変えた、と本人自身も思ってしまっているため、「マインドコントロール」をされていた組織から離れた後でも、なかなか元の状態に戻るのは難しい傾向にあります。

北朝鮮に拉致されていた方たちが日本に帰ってきた際、彼らの中には北朝鮮におけるプロパガンダが浸透しており、簡単に日本社会に適応することは出来ないのではないか・・・と当初は思われていました。

ところが、きわめて短期間の間に朝鮮労働党のバッチを外すことに成功し、日本の社会に適応することが出来たのでした。
もちろん、その背景には周りの方々の大変な苦労・努力があったと思われますが、彼らは拉致という身体的拘束を受けたうえ、招待所と呼ばれる教育施設において北朝鮮の教育を強制的に受け「洗脳」されていました。
ですから、その環境下の中、彼らが北朝鮮で生き残るためには、その現実を受け入れるしか道はなかったのでしょう。

ですが、日本に帰国することに成功し、身の安全が確認出来た段階において強制されるものが何もなくなったため、早期に洗脳から目覚めることが出来たのではないかと思われます。
 
北朝鮮が彼らに行った方法というのは「強制的洗脳」であって「マインドコントロール」ではなかったため、早期に復帰が果たせたのだと考えられますね。
より危険なのは「マインドコントロール」だということです。

それでは、また次回に続きます。