鳩山由紀夫首相は3日夜、京都市内で民主党の小沢一郎幹事長と会談した。今後の政権運営や参院選に向けた取り組みについて意見交換したものとみられる。京セラの稲盛和夫名誉会長が同席した。
稲盛氏は旧新進党時代から小沢氏と交流があり、2月には内閣特別顧問に就任している。参院選を約3カ月後に控え、与謝野馨元財務相らが新党立ち上げを計画するなど、活発化してきた政局に関して意見交換したとみられる。
これに先立ち首相は、視察先の大津市内で記者団に対し、与謝野氏が自民党に離党届を提出したことについて、「それぞれの政治家が政党活動をするのは一人、一人の信念の話だから、私からコメントすることはない」と述べ、自民党の離党騒ぎとは関係なく、実績を積み重ねることで支持を訴える考えを示した。
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