行き方はモニュメントバレーからはMexican WaterからUS-160を東に向かい、Four Cornersをこして北上、コルテス(Cortez)でUS-160を東に行きます。
Verdeは緑という意味です。東京ヴェルディもチームカラーは緑ですね。
緑のメサ、という通りの地形が広がります。
ゲートを過ぎPoint Lookout、Morefield Campgroundを過ぎて一本道を走るとFar view Visitor Centerがあります。
ビジターセンターでは遺跡へのレンジャーツアーのチケットを買うことができます。
レンジャーツアーは、クリフパレス(Cliff Palace)、バルコニーハウス(Balcony House)、ロングハウス(Long House)の3つがあります。一人1か所あたり3ドルです。
この日は夕方着いたので翌日のものを予約しました。
コルテスのモーテルに泊まりましたが、真夜中にFire Alarmで起こされました。
アメリカ人はいつもと違ってこういうときは手早く避難したりするのでちょっと焦りました
まあいつも通り誤報・・・。当然ながらホテルからの説明、謝罪などは一切ありません
メサベルデの観光は主に2つの地域を観光することになりますが、それぞれ離れています。
Far View Visitor Centerを越してすぐに右に登る形でウェザリルメサ(Wetherill Mesa)方面、そのまま直進南下するとチェイパンメサ(Chapin Mesa)方面になります。
レンジャーツアーはウェザリルメサにロングハウス、チェイパンメサにクリフパレス、バルコニーハウスがあります。
10:00からのロングハウスツアーに参加しました(10:00が朝一でした)。
朝行くとウェザリルメサ方向への道路がまだ封鎖されていたのでFar View Sitesに少し寄り道。
ウェザリルメサ方向にはWhetherill Mesa Roadを通りますが12マイルあり意外と離れています。
このKioskから先は自家用車乗り入れ禁止です。
ツアーの待ち合わせ場所もこのKioskになります。
このトラムに乗り換えてツアー開始。
メサベルデは山火事が多く火事の後が所々あります。
Wild Horseがいました。
Long Houseに降りていきます。
レンジャーがこの土地に住んでいた人たちの暮らしについて説明してくれました。
これは古代プエブロ人にとってとても大事な植物、ユッカ(Yucca)。
繊維質が多く、これで紐をつくったり、編み物をしたりしました。
その他、木の皮を揉み解しておむつに使っていたりなど興味深い話がきけました。
Collared Lizard
ロングハウスの遺跡が見えてきました。
到着。
ロングハウスは2番目に大きな断崖住居で、ここには150人ほどが住んでいたそうです。
さらにハシゴを使って中に入って行きます。
遺跡の中でレンジャーが説明してくれます。
何故こんなところに住んでいたか。
理由の一つは水源があったからだそうです。
こういう岩の窪みの奥のところから水が染み出しており、水をためた穴などもありました。
これはキバ(Kiva)という部屋で集会や儀式に使われたそうです。
キバの構造は特徴的で、真ん中の丸い穴はFirepitという火を焚く場所。
火を焚くので空気の通り道が必要ですが、奥の壁の四角い穴がVentilatorになっており外気に通じています。
その前の突起はAir Deflectorです。
Firepitの写真下側に小さな穴がありますが、これはシパプ(Sipapu)というもので、人がこの世にあらわれた時の穴を意味し儀式で重要なものだそうです。このシパプは新しいキバでも認めるそうです。
そして周囲には6本の柱でPilastersといわれています。その周りのベンチは儀式の物品が置かれていたそうです。
ツアーが終わり再びKioskに戻ってきました。ステップハウス(Step House)を見に行きました。
短いトレイルになっています。
ステップハウスはModified Basketmakerが住んでいた場所と、古代プエブロ人の住んでいた場所が時代で別れているのが特徴です。
下の写真のPithouseと呼ばれるものはModified Backetmakerが住んでいた場所で西暦626年頃のものだそうです。このPithouseには25人ほど暮らしていたそうです。
そしてこちらが古代プエブロ人で1226年頃だそうです。
Petroglyphsがありました。
キバ
ウェザリルメサを後にし、チェイパンメサまで来ました。
チェイパンメサ考古学博物館(Chapin Mesa Archelogical Museum)の裏からスプルース・ツリー・ハウス(Spruce Tree House)へのトレイルが続いています。
見えてきました。
降りていく途中には彼らが使ったHand and foot trailという岩につくった窪みも見ることができます。
スプルースツリーハウスは3番目に大きな断崖住居で1200-1276年につくられました。
114の部屋と8つのキバがあり、約100名が住んでいました。
壁にはこのようなデザインが施されていました。
キバ
このスプルースツリーハウスではキバの内部に入ることができます。
Air DeflectorとVentilator。
考古学博物館の壁にひっそりと貼られた世界遺産のプレート。
この博物館はお勧めです
とてもわかりやすく展示がしてあります。
昼にここの近くのカフェテリアでナバホタコを食べましたが美味しかったです